喉元過ぎれば熱さを忘れる
福島第一原発の事故が起こったのは2011年ですからもう14年を経過しました。まだデブリを取り出す作業にはとりかかっていません。今までに取り出せた量は1g以下で、それをサンプルとして取り出す方法を検討中です。TEPCOのロードマップによれば、取り出しは2036年以降も続くことになっています(!)。嘘だと思うなら下のテプコ資料を「燃料デブリ取り出し-今後の主要な作業プロセス(4/5)」までスクロールしてみてください。まあ永遠に続くのでしょう。
要するに本当に取り出せるかどうかもわかっていません。これまでは原発はできるだけ少なくしていこうという政府の方針でしたが、これが転換されて原発を積極的に使おうということになりました。国民民主党や維新は原発利用に積極的ですから、自公が少数になってもこれは実行されるでしょう。
昨日カムチャッカで巨大地震が発生しましたが、南海・東南海でもいつ巨大地震が発生しても不思議ではありません。これでよく古い原発をずるずる延長利用しようという気になりますねえ。新設機も巨大地震に対応できるかどうか怪しいものです。そしていったん事故が起こると国家存亡の危機におちいり、事故処理も事実上できないのです。会社経営者や労組は結局自分の会社がより大きな利益を上げたいということしか考えていないので、それらのエージェントである政党もその集合体として活動しているだけなのです。だから経団連や連合から政治資金をもらうのがダメなのでしょう。
現在も東京が存在するのは、あの時4号機の使用済み核燃料プールに偶然水が流れ込んでいたという僥倖のおかげです。空焚きになっていたら、今でも東京は人が住めない場所になっていたでしょう。もちろん私が現在住んでいる千葉もです。
菅直人や枝野幸男はさすがに当事者だっただけに(菅直人は関東にもう人は住めない。皆さんの無事を祈るというある種政府の遺書まで用意していました)、大きい政党のなかでは立憲民主党だけが原発には消極的ですが、他党に押し切られてしまうでしょう。これを防ぐには党がつぶれるのをおそれずに自公と連立政権をつくるしかありませんが、その度胸も覚悟も野田佳彦にはないでしょう。原発以外のエネルギーを真剣に開発しよう、そのことに政治生命をかけようという政治家が出てきてほしいと思います。
資料
写真はウィキペディアより
TEPCO 廃炉中長期実行プラン2025
こちら1
FoE Japan 各党マニフェストを比較してみました
こちら2
朝日新聞論説委員 村山 知博 それでも脱原発をめざすべき三つの理由
こちら3














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