« 続・生物学茶話300:神経細胞のアクチンとその周辺 8:SynGAP | トップページ | 明日からブログ21年目になります »

2026年5月 2日 (土)

科学の敵

ヒトは科学と芸術を生み出したがゆえにヒトなので、それらなくしては何万とある野生生物種のひとつにすぎません。

イランの科学技術は非常に優秀で、2025年には日本を凌駕するレベルに達していました。

5021

そのイランに脅威を抱いたイスラエルは、イラン各地の50以上の大学を爆撃して瓦礫と化しました。

Attack_on_shahid_beheshti_university_of_

Attack_on_shahid_beheshti_unive_20260502105601

(画像は Wikimedia Commons より)

許しがたい蛮行ですが、イランも報復としてイスラエルのヴァイツマン研究所などをミサイル攻撃しました。

これらにくらべれば平和な話かもしれませんが、日本でも菅政権以来学術会議任命拒否問題などもあり、学術全体への負の圧力は著しく、最初の図のようにもはやイランや韓国の後塵を拝するような有様です。

そして米国では政府が自国の科学を破壊しようとしています。なんとトランプは全米科学財団の理事22人を全員解任したそうです。
日経電子版(4月28日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB2833Z0Y6A420C2000000/

Photo_20260502110601

トランプは神なので、研究資金の配布も自分で決めようというのでしょう。

4月28日のフォーブス誌は次のようの述べています
https://forbesjapan.com/articles/detail/79156

来たる5月5日にNSB(National Science Board=国家科学委員会)の会合が予定されている。議題は決まっておらず、現時点では委員会そのものも存在しない。この空白こそ、委員の解任というニュース以上に注目すべきポイントだ。問題は、次に誰が委員を務めるのかではない。国立科学財団法で構想された委員会が、今でも実態として存在しているのかどうか、そして、もはや存在していないのだとしたら、米国の科学のあり方はどうなるのか、ということだ

トランプ大統領就任以来アメリカ政府は理数工系や医療分野の博士号取得者を1万人以上失った
2026年01月29日
https://gigazine.net/news/20260129-us-government-lost-stem/

ドナルド・トランプ大統領が連邦政府職を大量に削減して以降、2025年にはSTEM(科学、技術、工学、数学)および医療分野の博士号取得者1万109人が職を離れたことが分かりました。

これで世界の科学技術の中心は圧倒的に中国に傾斜していくことでしょう。

トランプはどうしようもありませんが、日本政府は最初の図を見て恥を知ってほしい。

 

| |

« 続・生物学茶話300:神経細胞のアクチンとその周辺 8:SynGAP | トップページ | 明日からブログ21年目になります »

私的コラム(private)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 続・生物学茶話300:神経細胞のアクチンとその周辺 8:SynGAP | トップページ | 明日からブログ21年目になります »