マミラリアの白い毛
サボテンはトゲがあっていかめしい植物という印象ですが、マミラリア系のものは白い綿毛のようなのが生えていて、中にはトゲが全く見えないくらい綿毛でびっしり覆われている品種もあります。うちのはそれ程ではありませんがそこそこ生えています(写真)。
これは私たち哺乳類がヒトなど特殊な種類を除いて全身毛におおわれていることと似ています。まさしく生物学でいう収斂進化の結果生じた相似現象です。目的は紫外線を防ぐ、寒さに耐える、水分の蒸発を防ぐなど哺乳類とほぼ同じです。毛を美しいと感じるのは哺乳類の習性でしょう。
サボテンは創生期の哺乳類と同様、夜行性とも言えます。彼らは昼間は炭酸ガスを取り込まず、夜になると気孔を開いて炭酸ガスを取り込み、ソーダ水を作っておいて普通の植物とは異なるやり方で光合成を行います。
弱肉強食の世界では、捕食を防ぐためにトゲを生やすというのは極めて有効な方法です。トゲのある生物はカンブリア紀からハルキゲニアという生物が知られていますし、ハリセンボンやウニや哺乳類にもハリネズミ等がいます。しかしそれらは決してメジャーな生物ではありません。これは生物(植物も含めて)が生き残る上で捕食者との闘争よりも、自然環境との闘いの方が圧倒的に重要であったことを示す証拠でしょう。
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