花鳥風月
団地で昆虫や鳥がいなくなることがあります。年に何度か殺虫剤をまくので虫がいなくなり、それを餌とする鳥もいなくなります。これで喜んでいる人々もいるのですが、じゃあサウジアラビアで暮らせばいいのにと思う私です。だいたい団地で農業やってるわけでもないのに、どうして農薬なんかまくんだと思います。虫が増えて植物が枯れたらそれはそれで仕方ないじゃありませんか? 虫に弱い植物を植えるからいけないんです。いくら虫が増えても、路傍の雑草なんてボーボーですよ。虫はそのうち鳥が食べてくれます。
殺虫剤の主力はネオニコチノイド系で、この薬剤はシナプス後膜のニコチン性アセチルコリン受容体に結合し、持続的に神経を興奮させて生物を死に至らしめます。ニコチン性アセチルコリン受容体はほとんどの生物が持っているユニバーサルなものですし、脳血液関門も通過することがわかっているネオニコチノイド系農薬はヒトにも影響があることは明らかなのですが、もちろん致死量には大きな違いがあるので、殺虫剤として使われています。ただし欧州ではほとんどの薬剤が使用禁止されており、日本でもようやく規制の方向に向かう兆しはあります。が、まだ野放しに近い状態なのは残念。
この農薬でミツバチが大量死することは以前から問題にされていて、これは虫媒を必要とする農業には深刻な影響があります。餌とする虫がいなくなることで当然鳥はいなくなり、花鳥風月は崩壊します。このブログでも以前から述べていることですが、日本は常にプロバイダー主導で、カスタマー(この場合食料を買って食べる人や団地の住人)の意見は消されます。このような政治風土は自民党が長年かけて培ってきたもので、覆す必要があります。ネオニコチノイドだけでなく、無数の問題がこのことに関係があります。
参照
1)ウィキペディア:ネオニコチノイド
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%81%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%89
2)Yahooニュース:殺虫剤ネオニコチノイドは安全なのか? 日本と欧米で分かれる判断 PFAS、食品添加物と同じ構図
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/3e59bc871e81861811c384a0cba9901530ac3a05
3)ネオニコチノイド系農薬問題の概要
https://www.actbeyondtrust.org/neonico_reference/whats/whats1/
4)世界に遅れを取る日本のネオニコチノイド規制
https://www.econetworks.jp/translationtips/2024/10/neonico/
5)日本の野菜は大丈夫?!世界と日本のネオニコチノイド農薬に対する規制の違い
https://prolabo-farm.com/column/sekaitonihon/
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