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2025年5月13日 (火)

2024-2025 シーズンのバルサ

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印西郵便局前のメタセコイヤ並木道

今年のFCバルセロナ(バルサ)はまれにみる強さでエル・クラシコを全勝し、スペイン国王杯のタイトルを獲得し、欧州チャンピオンズリーグはベスト4、そしてリーガ・エスパニョーラも優勝目前です。これはもちろんフリック監督、選手たち、フロントの努力によるものですが、私が感じたことはやはり素晴らしい選手達がいたことです。

GK:大黒柱のテア・シュテーゲンが長期故障欠場という危機の中で、いったん引退を決意していたシュチェスニーが代役を引き受けてくれたことは幸運でした。有難いことです。ラ・マシアから急遽引き上げられたイニャキ・ペーニャもきちんと重責を果たしていたと思います。

DF:DFは一番大変でした。本来はアラウホがリーダーとなって統率しなければいけなかったのですが、故障欠場が多くてそれができませんでした。クリステンセンもほとんど故障のため出場できませんでした。イニゴ・マルティネスはずっとバスクのチームで活躍してきたバスク人で、ビルバオのリーダーだったベテラン選手です。そんな選手をバルサが採用したときには物議をかもしましたが、ちょうど契約満了だったのでタイミングよく獲得できたことが幸運でした。彼はセンターバックとして出場し続けバルサを救いました。2007年生まれのクバルシも破格の頑張りで、バルサのCBを、大きな故障もなくシーズン通して勤めきりました。サイドバックのバルデとクンデも同じく大きな故障もなく無事に勤め切りました。ふたりとも突破力と守備力を兼ね備えた素晴らしい選手だと思います。ベンチにはエリック・ガルシアとラ・マシア引き上げしかいないというなかで、猛烈なハードスケジュールをこなしたディフェンダーの功績はすごいものがあります。

MF:バルサの中核です。今シーズンはガビやデ・ヨングが故障であまり出場できなかった中で、ダニ・オルモを獲得したのが大きかったです。非常に攻撃的なMFで、その突破力は異常です。あとはもっと長い時間ピッチで頑張れる体力ですね。ペドリは往年のチャビをバージョンアップしたようなゲームコントローラーで、多くの評論家が褒めたたえます。カサドもガビのいない穴をきっちり埋める活躍でした。フェルミンとパブロ・トーレは来シーズンの成長に期待します。

FW:レバンドフスキーは年齢的に11月位までしか持つまいと思っていたのですが、なんとピチーチを争うような大活躍で春まで出場できたのはびっくり。やはりバルサ優勝の最大の貢献は彼でしょう。ヤマルは2007年生まれ次の時代のフットボル界をしょって立つ大物テクニシャンで、まだ高校生の年で本当に華のある選手です。一瞬のタイミングに放つ左足のミドルシュートはメッシを凌駕するものがあります。彼が観衆を魅了するのはその意外感です。とても心配な問題は、彼に支払うサラリーとリーガが定めたチーム上限との折り合いがつくかどうかです。フェラン・トーレスは昨シーズンまでは絶好のチャンスにGK正面にしかシュートを打たない??FWだったのですが、なんと今年は信じられない大変身で得点が取れるFWになりました。本人は精神的なものだと言っているようです。ラフィーニャはもともとすごい実力のある選手で、チャビ監督との相性がわるかった(右サイドで起用してもダメな選手)だけで、今シーズンの活躍は当然です。ファティはようやく故障が癒えましたが、今シーズンは活躍できませんでした。彼の独特のリズムのシュートに期待しているので、来シーズンもチームに残ってほしいと思います。

最後にフリック監督のドイツ人にもかかわらず、バルサ伝統の高い最終ラインのオフサイドトラップ、中盤の回収力、隙間の突破などを重視するなかで、特に縦パスからの切込みを徹底した戦略は素晴らしいと思いました。

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1.

声を あげよう

われら ブラウグラナ

地の涯からも 集いし友よ

掲げる旗のもと 拳(こぶし)を合わせよう

ブラウグラナは 嵐を呼ぶ

叫べ われらの名

バルサ バルサ バルサ


2.

嬉しい日 悲しい日

どんなときも

心ひとつに 合わせし友よ

掲げる旗のもと 勝利を信じよう

ブラウグラナは 嵐を呼ぶ

叫べ われらの名

バルサ バルサ バルサ

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Visca el Barca 🎀

Visca Catalunya 🎀

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