ヴェルディ・レクイエム@初台オペラシティ by 高関・東京シティフィル
諸般の事情で免許を返上してから交通手段がコミュニティバスとなり(時刻表はまるで交通手段を提供していますよというアリバイつくりのようにまばら)、タクシーも土日と深夜はほとんどいないので、コンサート通いも特に酷寒の日ともなれば難行苦行になります。しかし東京シティフィルがベルディ・レクイエムを演奏するとなれば、久しぶりに重い腰を上げざるを得ません。
チケットはソールドアウトで開演前から初台オペラシティには熱気が充満していました。マエストロ高関は端正かつ力強い演奏を構築し、シティフィルコーアも見事に盛り上げてくれました。怒りの日のトランペット・バンダ隊は舞台後ろの閉鎖された客席左右に二人づつ。これは違和感ありましたね。やっぱり4人並ばないといけません。
ソリストの加納さんと青山さんはこのレクイエムにふさわしい名唱でしたが、ソプラノの中江さんとテノールの笛田さんはもう宗教音楽を逸脱した圧倒的な迫力でホール全体を支配していました。このふたりでブリュンヒルデとジークフリートを演じて「指輪」の日本人公演ができるんじゃないかと思いました。特に最後のリベラ・メは盛り上がりました。ブラボー高関&東京シティフィル。
終演後
左端はコンマス荒井英治さん マエストロ高関の右は
青山さん(Br)、笛田さん(T)、加納さん(Ms)、中江さん(S)
指揮者アンコール
中江早希さん(本人のXより)
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