都響-インバル マーラー交響曲第10番(クック版)@池袋東京芸術劇場2024/02/22
さすがに雨男ボス矢部ははずさない。今日も雨です、しかも寒いのでキルティングで出かけることにします。北総線・京成線は中国が春節ということもあって大混雑です。今日は本郷三丁目の「カミュとマドレーヌ」が閉店前最後の営業日ということでご挨拶に伺いました。小さなお店ですが千客万来で大変な様子でした。懐かしい本郷三丁目に来たのであたりをぐるっとまわってみると、和田コーヒーは不動産屋になっていました。それでも学生時代からお世話になっていた「名曲喫茶 麦」はまだ営業していたので、ここで昼食をとって丸ノ内線で池袋芸術劇場に。
クック版のマーラー交響曲第10番は2014年にもサントリーホールで聴いていますが、今回はそのときにもまして素晴らしい演奏でした。指揮者、演奏者、聴衆がみんなこのマーラー最後の音楽に心酔して一体化するという希有の空間がそこにありました。この音楽はマーラーがそれまでの独墺の伝統音楽を捨てて、ラテン風でもあり現代音楽風でもある新しい一歩を踏み出したものだと思います。
特にハートフェルトだったのは第5楽章で、松木さんのフルートソロには落涙しました。三途の川を渡っていたら、仲良しだったジョージⅢ世(ヒヨドリ)が迎えに来てくれたような感じでしょうか。そういえば今日もジョージⅣ世には出かける途中で出会ったのですが、Ⅲ世からⅣ世にはパンくずがエサであることが伝承されなかったので、親密な関係が築けていません。とても残念です。
下の写真はカーテンコールでインバル師、ボス矢部、ゆづき(サイド)らが見えます。心が通い合う3人です。インバル師の右がアビシニアン双紙、その右がエンカナ(遠藤香奈子)。ところで、都響は矢部さんをこき使うべきではありません。また身体の状態が万全でなくなっているようです。都響は演奏会の数が多いので、早急にコンマスを補充しないと大変なことになりますよ。
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