原爆投下の季節に思う
地球は無数の生物種が共存する太陽系では唯一の惑星であり、宇宙の数知れぬ星の中でもレアな環境を保持しています。
しかし人類は次の3点でこの環境に有害です。
1.大量破壊兵器を保有し、それを使用する。
2.人権を主張し、適者生存の生物基本原則を拒否する。
3.環境破壊物質を放出する。
1.2.については改善する兆しは全くありません。むしろ逆行しています。私自身核保有には反対ですが、人権については是としたい。
3については改善しようとする試みは一部具体化していますが、シベリアやアラスカからメタンが噴出し始めたのを止められなければ、すべて無駄に終わるでしょう。
結局のところ人類はバーチャルの世界でしか生存すべきではないのかもしれません。そのような世界は20世紀のうちから、「マトリックス」などの映画で示され、今ではメタバースとして次第に社会に浸透してきました。実はとっくに人類はメタバースの世界でしか生存できないことがわかっていて、そのための準備を進めているのかもしれません。私はそれで結構だと思います。
ただしその場合、解決しなければいけない問題が二つあります。
1.仮想現実社会を誰が管理するのかを決めなければいけない。(私はAIが管理するのには強く反対しますが、かといって頭の悪い政治家に管理されるのも気に入らない)
2.仮想現実社会を維持できないほど環境破壊を進行させてはならない。(そのためには科学はもちろん必要ですが、それだけでは足りないかもしれません。国家を超えた政治組織が必要になると思います)
最後に付け加えるならば、メタバースの世界に人類が住むようになっても科学や芸術の進化を止めるようなことにはならないようにしてほしいと思います。地球の生物にとって人類は最も邪悪な存在ですが、この2点については美点として認めたいのです。
(写真はウィキメディアコモンズより)
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