AIの危うさ
6月15日東京新聞のウェブ版に次のような報告ではじまる重大なニュースが署名入りで出ていました。「国内の社会保険労務士の多くが利用している業務支援システム「社労夢(シャローム)」に対し、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃があった。なにより気になるのは、このシステムが800万人超分のマイナンバーを含む個人情報を扱っていたこと。もし外部に流出していれば、影響は計り知れない。政府・与党によってマイナンバーの利用範囲拡大や健康保険証廃止を含む改正マイナンバー法が成立したばかりだが、こんなことで大丈夫か。(岸本拓也、木原育子) 」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/256708
これはその記事でも解説されているような重大な事態です。もうマイナンバーそのものをいったんキャンセルしてやり直さなければならないレベルの事故だと思います。私は自分宛のメールのリストは毎日見ますが、怪しいメール満載です。なかには銀行とかプロバイダーとかアマゾンとかを装った危険なメールもほぼ毎日届きます。PCや生活の全壊と毎日隣り合わせの危険の中で暮らすことを強いられています。多くの人にかかわるAIだっていつ誰にいじられて全壊するかわかりません。
ネットに情報をあげれば、すべてハッキングされる危険があるものと思わなければいけません。ハッキングされなくたって、それをいじる権限のある人が何をするかもわかりません。最近米国の軍事情報が勝手に公開されたという事件がありました。
さらにAI自体が誤作動する恐れもあります。私が今使っているPCだって誤作動したため、マザーボードを一度交換しています。車に搭載されたコンピュータも誤作動するかもしれません。私はブレーキとアクセルを踏み間違えたという事故の何パーセントかは基盤の不調によるものだと思います。
https://news.biglobe.ne.jp/workstyle/0323/pre_230323_0388944901.html
ちょうど先ほど2021年のフランス映画「ブラックボックス・音声分析操作」という映画を見ました。これは航空機の操縦をAIにやらせようという話ですが、そのAIがハッキングされて墜落してしまいます。AIが誤作動していることに気がつけばすぐ手動操縦にもどせるようにしていなかったことが悲劇の原因でした。マイナンバーシステムが不調なら、すぐに従来の健康保険証にもどさなければなりません。政府はなぜそうしないのか理解できません。政府だけじゃなくて国会議員もどうかしています。
(写真はウィキペディアより)
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