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2022年11月 5日 (土)

サラの考察18: ザポリージャ原発の危機

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サラ「戦争で最初に被害を受けるのはペットでしょ。ウクライナ戦争でどれだけのペットが捨てられて命を落としたのか悲しい」

私「戦争をはじめるというのは、どんな理由があるにせよ絶対悪だね」

グレチコ「今ザポリージャ原発がとんでもない状況になっているんだ。NHKの報道によると外部からの電源供給が完全に絶たれたらしい」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221103/k10013879991000.html

私「ロシア軍はウクライナ軍の包囲の中で原発を死守しているので、包囲を破ろうとするロシア軍の砲撃が電線を切断したのかな」

グレチコ「非常用のディーゼル発電機を動かす燃料は15日分しかないので、それが切れるとたちまちメルトダウンになってしまう」

私「だってロシア軍が燃料をとどけようとするとウクライナ軍に砲撃されるし、ウクライナ軍は敵に燃料を運ぶわけにはいかないし、一時停戦するしかないと思うけど、そこまで冷静な判断ができるかどうか」

グレチコ「結局最終的にはロシア系住民が多数の地域とウクライナ系住民が多数の地域の間に線を引いて、国家を分割する方向で話を進めなければ解決はできないだろう」

私「地球温暖化問題の2大キーであるアマゾンの森林伐採とシベリアのメタン噴出の問題も人類にとって超重要な課題だよ。アマゾンはボナソーロが負けてとりあえずよかったけど、シベリアの問題はロシアを巻き込んで議論しないと進まないので、今の状況はまずいね」

サラ「人間の利権争いやテリトリー争いは本当に愚かで醜いわね。猫より下等な生物だと思われても仕方ないよ」

私「そういえば日本もロシアを激しく非難していながら、サハリンのガス利権はしっかり確保する方針だっけ」

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東京外国語大学・伊勢崎賢治教授の意見

一方的とはいえ民族自決を建前にしている限り、今回のロシアの武力侵攻を、イスラエルがパレスチナ住民にしているような武力による単純な土地収奪 Land grabbing ととらえるのは間違いである。同じ侵略行為でも、戦端を切る法的な建て付けの問題を見ない限り、現行の国際法の根本的な瑕疵への学術的な議論にならない。

ロシアによる先制攻撃を問題にするなら、大量破壊兵器の所在を偽装してまでイラクへの侵攻を正当化した2003年のアメリカの行いと相対化されるべきである。一般市民20万人を犠牲にしたイラク戦争との相対化を避ける法学的議論には、極めて明確な政治的恣意が感じられる。

https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51479#idx-4

 

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