大野-都響 マーラー交響曲第5番@東京芸術劇場2022/04/28
午後からとても気持ちの良い天気となりました。都響も4月からいよいよ新型コロナモードを脱して通常モードに突入しました。定期会員も復活して、いつもの指定席となりました。ほとんど満席に近い盛況です。指揮者のすぐ後ろの最前列に陣取る4つ足ステッキの方や、犬連れの恐めのおじさんなどの昔の常連さん達も復活して、いつもの都響演奏会の景色です。連休が終わって何事もなければ、新型コロナ騒ぎもようやく終焉を迎えそうです。
今日の指揮は大野音楽監督、コンマスはボス矢部、サイドはゆづきです。開始前にハーピストの吉野さんが入念にチェックしていました。もうひとつめずらしかったのは、鷹栖さんが開始前にステージに出てきていたことです。初めてじゃないかな。
前半は都響の広田さんがソリストを務めるR・シュトラウスのオーボエコンチェルト。広田さんの楽器がとてもやわらかくきこえました。素晴らしい作品だとは思いますが、全く感情移入ができない曲でこれは予想通りでした。
後半のマーラー交響曲第5番は、最初の部分で trp がずっこけてどうなるかと思ったのですが、以降は立ち直って大丈夫。西條さんのホルンが絶好調で曲を盛り上げました。終わったときに大野さんがいの一番に指名して立たせていたくらいです(これは本日のゲストである吉野さんを差し置いてのことでびっくりしました)。
前回の第3番のときにエキストラと間違えたトロンボーンの新人高瀬さんの音が素晴らしく、都響の音響をあきらかに前進させました。素晴らしい。マエストロ大野のタクトは繊細で丁寧、迫力も十分で文句のつけようがないのですが、なぜかソディやアランの時のような湧き上がる感動がないのが不思議。これはなぜなのだろう。大脳皮質の音楽だからでしょうか?
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