サラとミーナ262: 老猫となっても
サラもミーナも17才。とは言ってもそれはうちに来てからの話で、特にミーナはその前に何年シェルターにいたかは定かではありません。柏の前は名古屋にいたという話は聞きましたが、それ以上はわかりません。本当はもう19才くらいかもしれません。最近は高齢化した様子が顕著で、まあ生きていくこと自体が重労働という有様です。それでもミーナはミーナ。キャラは変わりません。
うちに来てからサラとミーナが遠出したのは原発が爆発したときに疎開した時だけです。そのとき足柄サービスエリアで撮影した写真です↓ そういえば今日は3月11日ですね。あれから11年が経過しました。
事故の次の日の私のブログです。
https://morph.way-nifty.com/grey/2011/03/post-93bb.html
原発事故の時にはたくさんの本を読んで勉強しました。今思うことは当時の総理・菅直人と官房長官・枝野幸男は、本当に彼らがなし得るベストの処理を行ったと思います。突然思いも寄らない大事故が発生し、担当すべき役所(原子力安全保安院)が役に立たないことがわかったときの絶望感はいかばかりだったかと思います。それでも4号機の使用済み核燃料プールに偶然水が流れ込まなかったら、関東全域は人が住めない場所になっていました。彼らそして私たちは本当にツイていたのです。彼らはいわゆる左翼ではありません。彼らの政府は事故があるまで原発を推進していましたし、当時も現在も日米安保条約を維持する立場をとっています。ただ事故後の原発の管理のために、多くの方が職務上とはいえ寿命を縮める結果になったことは誠にお気の毒な事実です。原発を稼働させない政権を選挙で選ぶことが私たちの責務であると考えます。
原発事故のことは忘れたとか、当時は子供だったという人も多いと思いますが、原発は今でも稼働していますし、巨大地震は必ず起こります。読むべき本を一冊だけ推薦するなら、純粋にジャーナリストとしての立場から膨大な情報を1冊の文庫本にまとめ上げた大鹿靖明さんの著書「メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故」(講談社文庫2013年刊)を推薦します。この本にはいろんな人が登場しますが、著者は誰にも肩入れせず、公平無私な立場から記述しようという姿勢があらゆる部分に感じられます。
報道ステーションでは3.11らしく原発についてみっちりと報道していました。いろいろ不満があるとはいえ、とりあえず高く評価したいと思います。
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