第3の敗戦
Times の World University Ranking を見てみました。まだ終わってませんが2021年版もありました。
こちら
1位はオックスフォード大学、6位はケンブリッジ大学、他のベストテンはすべて米国の大学でした。ではアジアではどうでしょうか?
20位 精華大学(中国)
23位 北京大学(中国)
25位 シンガポール大学(シンガポール)
36位 東京大学(日本)
39位 香港大学(中国)
47位 南洋理工大学(シンガポール)
54位 京都大学(日本)
56位 香港中国大学(中国)
56位 香港理工大学(中国)
60位 ソウル大学(韓国)
70位 復旦大学(中国)
87位 中国科学技術大学(中国)
94位 浙江大学(中国)
96位 KAIST(韓国)
97位 台湾大学(台湾)
中国の精華大学と北京大学は東京大学よりランキングが上位です。しかも中国はベスト100に8校もはいっていますが、日本は2校だけです。シンガポールと2位を争ってやや劣勢というところでしょうか。オセアニアまで含めるとオーストラリアは日本やシンガポールより断然上位にランクされます。
さらに残念なことに、日本の大学は200位以内にも東大・京大以外はランクインしていません。この2校以外の大学は奈落の底に転落してしまいました。もう学術・高等教育の世界では日本は完全に3流国家に転落したと考えて良いでしょう。情けないとしか言いようがありません。このような事態を招いた根源は、すべての国立大学を半民営化した小泉-竹中政権の愚策と、それを引き継いだ政権の見識のなさに起因するものです。
これは太平洋戦争、1990年代からの経済敗戦、に継ぐ第3の敗戦と言えるでしょう。
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