« 変異株の脅威と検疫 | トップページ | 続・生物学茶話145:小胞神経伝達物質トランスポーター »

2021年6月 2日 (水)

小泉-都響 フォーレ レクイエム @サントリーホール2021/06/01

Vila_nova_de_gaia_seen_from_porto

そう まるでポルトガルの海辺の古い教会で聴いているような、そして気絶しそうに美しいレクイエムでした。指揮/小泉和裕  ソプラノ/中村恵理 バリトン/加耒徹 合唱/新国立劇場合唱団  コンマス/ボス矢部 なんとサイドは双紙氏 1Vnと2Vnが同じパートになっていてまざっていました。とてもめずらしいことです。

加耒さんはとても清潔感にあふれた歌唱、中村さんは宗教音楽であることを忘れさせるようなエモーショナルな歌唱でそれぞれ持ち味を出していました。都響の弦のよさが非常に良く出た演奏で、新国の合唱も完璧でした。サントリーホールの残響が宗教音楽にはぴったりはまります。そういうわけで、これは歴史的名演と言えるのではないでしょうか。

前半のオネゲル交響曲第3番も素晴らしい演奏で、特に第3楽章は聴き所満載の名演でした。最後の中川さんのピッコロとボス矢部のソロには参りました。ただホルンは端正すぎて物足りなく感じました。もっと破壊的で凶暴な感じがあってもよかったのでは?

フォーレ:レクイエムより Pie Jesu (森麻季)
https://www.youtube.com/watch?v=lLzu4WAACBc

| |

« 変異株の脅威と検疫 | トップページ | 続・生物学茶話145:小胞神経伝達物質トランスポーター »

音楽(music)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 変異株の脅威と検疫 | トップページ | 続・生物学茶話145:小胞神経伝達物質トランスポーター »