都響スペシャル2021 インバル-都響@東京芸術劇場 2021/01/19
しばらくコロナで自粛していましたが、インバル-都響でベートーヴェンの6&7交響曲をやるというので、芸劇にでかけました。コンマスの雨男=ボス矢部も雨雲を呼べないくらいの雲一つ無い快晴で、寒さ格別の日です。サイドは山本さん。わりとレアなコンビです(昔は皆無でした)。楽団員の入場を聴衆が拍手で迎えます。
田園交響曲は素っ気なく始める指揮者が多い中で、マエストロ・インバルは絶妙なテンポで丁寧にスタートして聴衆を曲に引き込みます。第2楽章は特にニュアンス豊かで、弦の各パートがささやき合うような、繊細かつ和やかな進行がなんとも言えず素晴らしい。嵐は久一さんのティンパニが強烈で、コントラバスのうなりとも相まって怖いくらいの演奏でした。
そして最高に素晴らしかったのが終楽章。これだけ楽しそうな乗り乗りの演奏もなかなか無いのでは! インバル-都響ならではの解放感がホールを満たしました。大野さんや小泉さんがこれをやるとわざとらしくなるんだよね。まあやらないし。
7番もCD録音時のような軍隊的規律のアンサンブルではなく、リラックスしてみんな思い切り演奏していたと思います。インバル-都響もインバル80台半ばにしてさらに進化していますね。
楽団員が退出した後も、マエストロ・インバルのソロカーテンコールにスタンディングオベーションでした。
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