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2021年1月21日 (木)

自民党の5大失政

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1.年齢人口構成比の異常を放置し修正できなかった: 時間はたっぷりあって、移民導入によって徐々にでも解決すべきでしたが、自民党コア支持者の国粋主義のため実現できませんでした。このために農業は労働力不足で壊滅の危機に瀕しています。年金・医療は財政を圧迫しています。コロナで医療崩壊しているのも、公的病院や保健所の充実を怠り、むしろリストラしたのが最大の要因です。

2.グローバル貿易主義のために、国内産業の没落を招いた: コロナで明らかになったように一般用マスクはもちろん、N95や防護服も作れないという情けない国になりました。私の下着からオーバーコートまでほとんど外国製です。工業部品メーカーもどんどん消滅し、中国が生産の中心になりました。

3.エネルギーを原発に頼ったために、危うく関東に人が住めないような事態: あの時、使用済み核燃料プールに偶然水が流入してなかったら、関東には人が住めなくなっていました。これは当時の民主党も原発を推進していたので同罪です。ただ自民党はまだ原発に頼ろうとしています。日本はもっと地熱発電に真剣に取り組むべきです。発電所が景観を損ねるなどという考えは、原発の危険にくらべれば無視すべきです。

4.国会の無意味化: 野党の質問にまじめに答えず、ロボットのような答弁を繰り返して国会を無意味化し、ついには忖度のために役人が議事録改ざんや重要な公文書を瞬時に廃棄という末期的な状況を生み出しました。これは民主主義の危機です。

5.反知性主義: 大学に人文科学など不要という驚くべき思想で、科学アカデミーからも歴史をきちんと検証しようという人々をパージしました。自然科学もすっかり衰退し、日本はどんどん科学後進国に転落しつつあります。だいたい国家の最高指導者が官僚の作文を読んでいるだけというのは情けないにもほどがあります。これじゃ頭悪いから知性が嫌いだと思われても仕方ありません。

 

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