バーチャルマーケットへの疑念
コロナ蔓延を良い機会として、マーケットのバーチャル化を進めようとしている勢力が勢いづいていますが、さてこれは歓迎すべきことなのでしょうか?
アマゾンなどオンラインショップで買い物をよくする方は経験があると思いますが、自分が期待した物とはかなり違った商品が届くことがあります。アマゾン自身で売っている物ならクレームが届きますが、ショップだとなかなか届きにくく結局あきらめることになります。特に海外のお店だとどうしようもありません。
何か商品を売るときに、お店はお客が不快になるような変な商品を手渡すと、どなられるとか殴られるかもしれないと言う恐怖があると思うのです。それが顔を合わせることがなく、メールは無視かわけのわからない返答、電話も都合が悪いと思えば出なければよい、出てもとぼければよいとなれば、何でもありになります。結局バーチャルマーケットというのは売る側にとって圧倒的に有利な販売形態であり、買う方は出かけなくてもいいというメリットはあるものの、半端物をつかまされる確率はかなり上がります。中途半端な欠陥商品は返品もできないでしょう。
私の個人的経験からいうと、CDを認識する確率が低いCD/DVDドライブとか、USBコネクタを時々さし直さないと認識されないプリンターとか、注文してから2ヶ月も来なかった靴とか(クレームを入れたら再発送してくれましたが、1ヶ月後くらいに届きました)、表示サイズと実際のサイズが合っていない洋服、中の方が腐っている野菜とか枚挙にいとまがありません。バーチャルマーケットで買い物をするのが普通になると、毎日あれこれクレームのことを考えてイライラ不愉快な精神状態ですごさなければならないようになるでしょう。
現金はやめてカード決済にするというのもどうかと思います。これも個人的経験ですが、あるクレジットカードの情報が漏れていて、いつもと違う使い方がされているとカード会社から電話がかかってきてあやうく難を逃れましたが、カード決済は常に情報漏れの危険性があることは確かでしょう。このカードは商店では使ったことがなく、オンライン取引の決済だけに使っていたのでサイトから漏洩したことは明らかです。偽金作りより情報を盗みどりする方が、その方面のプロにとっては容易な犯罪だと思います。大規模な情報漏れは結構頻繁に発生しています。ポストコロナというムードを利用して、コストダウンを図ろうという人々の口車にのせられて痛い目に遭わないように気をつけましょう。また政府や地方自治体、マスコミが旗を振るというのはもってのほかです。
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