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2019年11月23日 (土)

インバル-都響 ロシア・グレイテスト・ヒッツ@サントリーホール2019/11/23

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土砂降りの土曜日。ショスタコ-ヴィチの祝典序曲以外は3曲ともお気に入りの曲なので、出かけないわけにはいきません。サントリーホールに着くと、早くもイルミネーションが点灯していました。女子高生が目立つので、これは下駄はかせたなと思いました。

とはいえ今日はチケットは結構売れていたのに、天候の関係で来なかった人が結構いた感じでした。空席の分布でわかります。今日のコンミスは四方さんなので、雨はボス矢部のせいではありません。サイドはゆづきの女性コンビ。2Vnトップもエンカナ・小林の女性コンビです。マエストロはエリアフ・インバル。

ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」はソリストがサスキア・ジョルジーニという女性でしたが、強烈なスパンコールのコスチュームで登場。これは「この衣装のような演奏をするよ」という予告みたいでした。

今まで経験したことがないような、軽やか華やかでキラキラとした演奏で意表をつかれました。指揮者もオケもこのピアニストの意図を実現してあげようと、よく考えられた演奏でサポートしていました。指もよく回るし音もクリアでまとめも上手、隅に置けないピアニストですねえ。ソリストアンコールではプーランクの「愛の小径」を演奏してくれましたが、これもなかなかチャーミングな素晴らしい演奏でした。

後半はチャイコフスキーの「幻想序曲 ロメオとジュリエット」と「祝典序曲 1812年」。前者は情感豊かな名曲で、金管咆哮の醍醐味も味わえます。後者はナポレオン退治の勇ましい曲。ほんとに大砲や銃をぶっ放す演奏会もあるみたいですが、私は経験したことがありません。
https://www.youtube.com/watch?v=1KzF1KgaREo

今回は2つの床の鐘と4つの釣り鐘を打ち鳴らしましたが、バンダの金管も含めて大迫力でした。チャイコフスキーのすごさを堪能しました。

サスキア・ジョルジーニ
https://www.youtube.com/watch?v=2os41GY8NNM

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