バルサ: 新星アンス・ファティの活躍でバレンシアに圧勝
内輪もめから監督交代にまで至った混乱のバレンシアをカンプノウに迎えてのゲーム。今シーズン立ち上がりでつまづき、はやくもアトレチコに5ポイント差をつけられたバルサ。ここはもう負けられない試合です。
スアレスは復帰しましたが、メッシはまだベンチに入れません。なんとラフィーニャがセルタにレンタル移籍、ウムティティが骨折という戦力ダウンの中で、スタメンのFWはファティ・グリーズマン・ペレスのトリオ、中盤はデヨングとアルトゥール、底はブスケツ(現地の発音はブケツと聞こえます)、DFはアルバ・ラングレ・ピケ・セメド、GKテアシュテーゲン。
サッカーで軽いプレーというと悪い意味で使われることが多いですが、弱冠16才のアンス・ファティのプレイは瞬間移動とか、一瞬のひらめきとかふわっとした軽さがあるところが魅力です。スタメンとは驚きましたが、開始2分右サイドのペレスとファティの間のスペースががら空きとなり、ごっつぁんパスをダイレクトに右隅に蹴り込んでゴール。2試合連続ゴールとは恐れ入りました。
ファティは国の名前も知らなかったギニアビサウの出身で、地図で調べるとアフリカ西部、ギニアの北、セネガルの南にそういう国がありました。ウィキペディアの写真を貼っておきます。
ギニアビサウでよく見る景色だそうです。
ビサウの街
ビサウの女性達
5分にはファティが左に切れ込み、ペレスへのマイナスグラウンダークロスをデヨングが途中に飛び出してゴール。ペレスに普通に通っていたら多分ゴールできなかったので、デヨングの素晴らしい機転です。しかしその後、ガメイロのDF裏への飛び出しに合わせられて失点。2:1でハーフタイム。バルサはこのスタメンで、守備的な相手だとボールは圧倒的に支配できることを示しました。ただブスケツが休んでラキティッチやヴィダルが出場したときにどうなるかはわかりません。
後半はファティに代えてスアレスが今季初登場。グリーズマンのシュートをGKシレセンがはじいたところをピケが押し込んで幸先良いスタート。その後もスアレスが2発決めて、健在ぶりを示しました。昨シーズンの終盤はほんとに疲労していたんだなと思います。大量リードで守備的なラキティッチとヴィダルを投入し、終了間際にマキシ・ゴメスにゴールを許しましたが、5:2のマニータで楽々と逃げ切る勝利。バルサ、ようやく一息つきました。
試合のダイジェスト
https://www.youtube.com/watch?v=2plUCN5sBbg
https://www.youtube.com/watch?v=NEycMuGTk_4
ファティの写真とプロフィール
ファティの動画
https://www.youtube.com/watch?v=AoTFYIMBNoQ
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