リットン-都響@サントリーホール2019/06/02
久しぶりの都響プロムナードコンサート。ここ2,3日にくらべて涼しい朝でした。でも湿度の高い休日の午後は少し眠い。ともかくサントリーホールにたどりつきました。きょうも前回に引き続きリットンの指揮で、四方さんとボス矢部が入れ替わって本日のコンマスはボス矢部。
「マイ・フェア・レディ」序曲はドイツ移民のロウという人が作曲したそうでびっくりしました。お馴染みのメロディーです。次はコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。これはあまり面白い作品とは思っていなかったのですが、今日は三浦文彰君がソリストということで、この人のヴァイオリンの音は特別です。五大元素で言えば「水」系ですね。第2楽章などは美音に陶酔しました。アンコールは超絶技巧の 「Nel cor piuによる変奏曲(パガニーニ)」。村下孝蔵のひとりベンチャーズを思い出しました。
三浦文彰
https://www.youtube.com/watch?v=DaCXALmKj5g
村下孝蔵
https://www.youtube.com/watch?v=sw6TtxnyF3Q
休憩後の「新世界より」はリットンの面目躍如で、どんな部分もサラッとはやらない、徹底的にダイナミックなアーティキュレーションでハイカロリーなシンフォニーを聴かせてくれました。南方のイングリッシュホルンは聴くたびに進化していて、暖かいフレージングに感動させられます。いつものことながら都響の木管陣(エキストラの白尾さんを含めて)は素晴らしい安定感です。第4楽章は大いに盛り上がりました。まあひとことで言えば元気の出る演奏と言えます。
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