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2018年12月 7日 (金)

指揮者のスキャンダル

Concertgebouw_msterdam_pases_bajos_このブログでもマエストロ宇宿のパワハラ問題を取り上げたことがあります。
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彼は現在なら即マスコミ報道で社会から抹殺されたと思いますが、昔のことで何とか生き延び、素晴らしいCDを残しました。

しかし最近、クラシック音楽をかじった人なら誰でも知っているような超有名指揮者が、次々とセクハラで解任されるという事件がおこり、そのたびに腰をぬかします。

ダニエレ・ガティは、チャイコフスキーの交響曲をCDで聴いて以来、みずみずしく清冽でかつ感情移入も強烈な素晴らしい指揮者だと思っていましたが、なんとコンセルトヘボウ(写真 ウィキペディアより)の首席指揮者をセクハラで解任されてしまいました。それも誰それへのセクハラというのではなく、私もやられたという声が多くの女性団員からあがって大変だったようです。
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色めき立ったのはCD業界で、もう2度とプレスは行なわれないだろうということで残されたCDの高騰が期待されたわけですが、なんと救う神がいてローマ歌劇場の監督に就任することになりました。
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ほかにもセクハラ解雇スキャンダルには事欠きません。

シャルル・デュトワ
元NHK交響楽団 音楽監督
元ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団 首席指揮者
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ジェームス・レヴァイン
元ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場 音楽監督
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金聖響
元神奈川フィルハーモニー管弦楽団 常任指揮者
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みずからの糧食の道を絶たれる危険をおかしてまでセクハラをおこなうというのは、もう病気としか思えませんが、そのくらいの異常性がないと聴衆の心をえぐるような演奏ができないのかもしれません。

私達の業界にも病的なセクハラ教授などは結構いて、学会に行くたびに世界中の女性研究者をディナーに誘ってはお持ちかえりで有名な人もいます。誘われた方は断わると論文の査読で掲載拒否されるのではないかと心配したり、誘いに乗れば弟子にしてもらえるかもしれないと期待したりで大変です。

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