ルスティオーニ-都響 R・シュトラウス「イタリアより」@サントリー・ホール2018・6・5
森ビルの3Fは大改変で、ほとんどがエリートサラリーマンの昼食に最適の店ばかりになったようです。
私はカウンターの天ぷら屋を選びましたが、1000円と少しの価格で、目の前で野菜・エビ・魚・卵などを3度にわけて揚げてくれる定食が食べられるので感激しました。アサリの豪華な味噌汁もついてきます。他にも海鮮丼やエスニック、中華、肉食派、サラダ派用の店などがあって、主にカウンターでの昼食と弁当を提供しているようです。
毎日こんな昼食をとっていると良い仕事も出来るのでしょう。私の前をエリートキャリアウーマンのような足取りでサーッと通り過ぎていく人は、誰かと思えばエンカナでした。
ダニエーレ・ルスティオーニは欧州でもひっぱりだこの若手指揮者ですが、なぜか日本で多くのオケを指揮してくれる日本好きの方のようです。都響ともオペラやコンサートで何度も共演しています。
本日のコンマスは矢部欠場ということで神奈川フィルの崎谷さんがピンチヒッターで登場。サイドはゆづきです。フィガロの結婚序曲では、まずルスティオーニがオペラの登場人物のようなアクションでびっくり。ずっとそんな感じで激しいアクションの指揮なのですが、アドレナリンが出過ぎてオケを強引にドライブするという感じは無く、むしろ予め演出を考えて随分仕草を練習してきているなと思いました。「幻想交響曲」のとき(下のYouTube)には、そこまでは感じなかったのですが。
つまりダンス付きの音楽で聴衆を楽しませる・・・というのが彼の流儀のようです。まあダンスにきっちりつきあってくれるオケあってのパフォーマンスですが。これって悪くないです。多分欧州では批判を気にしてやってないのかも。これをやりたくて日本で指揮しているのか?? 崎谷さんはえらいモノに遭遇してしまってご苦労様。
ヴォルフ=フェラーリのVnコンチェルトには、ソリストとして奥方のデゴが目の覚めるようなグリーンの衣装で登場。曲はまあまあでしたが、彼女の楽器の音がすごい。あくまでも上品な音なのですが、素晴らしい音量で豊かに響きます。前回のスムが可哀想になるくらいです。デゴはその音に負けないようなゴージャスな美貌とテクニックで圧倒されました。ソリストアンコールはパガニーニの24のカプリースから。
コンチェルトも後半のR・シュトラウス「イタリアより」も実演を含めて初めて聴く曲だったので、堪能するには至りませんでしたが、「イタリアより」の叙情的な第3楽章や、フニクリ・フニクラをパクって作曲した第4楽章はなかなか聴き応えがありました。例によってルスティオーニのダンスパフォーマンスも全開です。
折角いい気分で深夜に帰宅したら、ポストにとんでもない書類があって、今日は朝から善後策にバタバタしてしまいました。まあ人生こんなものですかね。
Daniele Rustioni
https://www.youtube.com/watch?v=WNNVjuyS7r4
https://www.youtube.com/watch?v=8RSjp3xcZ0E
with Francesca Dego
https://www.youtube.com/watch?v=w8ZFS2Efens
https://www.youtube.com/watch?v=9Gk6-JjDrfo
Francesca Dego
https://www.youtube.com/watch?v=dTEDICv1cdU
https://www.youtube.com/watch?v=1lzAGY8ds68
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