準・メルクル-都響@サントリーホール2018年2月10日
このポスターを斬新でかっこいいという人もいますが、非常に字が読みにくいので困ります。久しぶりに極寒を抜けだし、過ごしやすい冬の日です。夜には雨が降るそうですが、今日の演奏会はマチネ。チケットは完売です。
指揮者はマエストロ準・メルクル。頻繁に来日している指揮者ですが、意外にも都響演奏会には初登場だそうです。
コンマスは四方さん、ととと、髪型が外巻きから内巻きに変わっていました。慣れるまで違和感があります。サイドは山本さん。Cbの佐野さんが池松さんにボールペンを借りて楽譜になにやら書き込んでいます。直前までチェックとは仕事熱心です。
メンデルスゾーン「フィンガルの洞窟」は波浪と強風と暗いミステリアスな洞窟を感じさせる素晴らしい音楽と演奏でした。マエストロ・メルクルはキュー出しなどとても丁寧な指揮で、それなりに好感が持てます。明快にオケを整理していく中で、情緒がそこはかとなく湧き上がってくる感じがいいですね。
ドヴォルザークのチェロ協奏曲はソリストがエドガー・モロー氏。まだ20代の清々しい青年で、音楽も強引にドライヴするところがなく、楽器を自然に歌わせている感じの演奏です。その楽器がまた格別(テヒラー)。繊細で趣味の良い音楽です。サトー・ミチヨ氏のクラリネットの暗い音色が印象的です。四方さんも細心の心遣いで違和感が無いようにモローに寄り添います。拍手喝采に答えてアンコールはバッハ無伴奏組曲第3番のサラバンド。
休憩後のシューマン「ライン」もマエストロは都響の名技を引き出すべく、奇をてらわない実直な演奏です。曲の長さを感じさせない楽しい演奏でした。終了後トロンボーンだけ立たさなかったのは・・・奏者はお気の毒。
Edgar Mareau:
https://www.youtube.com/watch?v=ndwLsEqyAwI
https://www.youtube.com/watch?v=7uPdGGG6G70
準メルクル
https://www.youtube.com/watch?v=sWq4oKnG7ao
https://www.youtube.com/watch?v=LBM0Z-DHAvQ
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