総選挙 まずいことになりそう
今回の総選挙を控えての大騒動は、あまりに晋三政権が詐欺的で強引すぎる政治をやったための副作用だと思います。
副作用ですから、まずい結果は目に見えています。どういう政策を選択するのかではなく、政策とは関係なく誰がやるかという選挙になりそうです。それは困りますよね。
まあ政権がひっくり返ったとして、1年くらいはいろんな考え方の議員がみんな我慢するとして、それ以降は分裂するのは目に見えています。
安保法制をどうするのか? 柏崎原発をどうするのか? 辺野古をどうするのか? 憲法九条をどうするのか? 日銀に株や国債を買わせる異常な政策を継続するのか? 年金で株を買い続けるのか? 郵便局を外国に売るのか? 消費税を上げるのか? 上げた消費税を何に使うのか? 財政再建をするのか、それとも棚上げするのか? 地雷原は山ほどあります。
私は前から言っているように「科学技術の推進」(=研究の自由と予算の拡大)と「移民政策の推進」(=島国からインターナショナルな国家に生まれ変わる。英語教育の推進などは、より米国の下僕化が推進されるだけです)が日本が生き残るためのキーだと思っていますが、それを第一に掲げている政党はありません。
ならば最低でも、米国と少し距離をおいて、中ソ韓の方を向いた外交を進めてくれそうな政党ができて欲しいと思うわけです。そうしなければ、いつまでたっても日本は国境も定まらない、ふわふわの国家のままです。米軍基地も永遠になくなりません。そういう意味では好きなタイプの政治家ではありませんが、鳩山由紀夫にもう一度立ち上がってもらうしかないかもしれません。
それにしても枝野はどうするんでしょうね。前原に一杯食わされてしぼむのでは、あまりにも情けない話です。「護憲」を旗印に新党を立ち上げるくらいの心意気が彼にはないのでしょうか?
考えてみれば、民進党は自由党・社民党・共産党との連携で数が増える感じだったのに、なぜここで小池にすり寄ったかと言えば、護憲派を議会で圧倒的少数派にしようというからくりじゃないのかという疑いがのこります。現時点で国民の改憲派は少数なので、議会で二大政党が改憲というのはおかしな話です。これは一種のトリックです。
(写真は「足なり」からダウンロードしました)
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