ヒアリ
ヒアリは今年尼崎・神戸でみつかったと思ったら、直ちに名古屋・大阪でもみつかり、もはや日本で大発生するのも時間の問題と思われます。ヒアリの毒も危険ですが、特に2回目に噛まれたときのアナフィラキシーショックが怖いようです。
左がウィキペディアにあった働き蟻の図で、大きさは数ミリのようです。もちろん女王蟻やオス蟻はかなり大きいようです。
ウィキペディアによるとヒアリは毒を「獲物の捕獲、防衛のために使用するため、蟻にとって非常に重要な役割を担っている。毒の成分の95%はピペリジンアルカロイド6種類(trans-2-methyl-6-n-undecylpiperidines , trans-2-Methyl-6-n-tridecylpiperidine, trans-2-Methyl-6-(cis-4-tridecenyl) piperidines, trans-2-methyl-6-n-pentadecylpiperidine, trans-2-methyl-6-(cis-6-pentadecenyl)piperidine 、2,6-dialkylpiperidines)。 Trans-2-methyl-6-n-undecylpiperidine (ソレノプシン) 」からなります。
ソレノプシンは細胞毒性・溶血性・壊死性があるとされていますが、なんと神経学的障害(アルツハイマー病などを含む)の治療薬として2013年に特許がとられていました(http://biosciencedbc.jp/dbsearch/Patent/page/ipdl2_JPP_an_2013022219.html)。
ということは、ソレノプシンはアナフィラキシーショックを誘導するわけではないと思われます。ではショックの原因物質は何なのでしょうか?

さらにウィキペディアを見ると「長い間、毒液はアルカロイドのみと考えられていたが、約46種類のタンパク質が検出された。これらのたんぱく質は毒液の重量の0.1%に過ぎないが、アナフィラキシーショックの反応に関与している可能性があるとみられている」と書いてありました。実は微量のタンパク質がショックの原因のようです。多分このタンパク質は毒ではなくて、普通にヒアリの体液に含まれているタンパク質なのでしょう。
ヒアリの天敵はノミバエという体長2~3mmの小さなハエで、ショウジョウバエの仲間です(http://mushi-chisiki.com/pest/kobae.html)。
このハエのある種(Pseudacteon curvatus)のメスはヒアリののどに卵を産み付け、幼虫はヒアリの体をエサにして成長するそうです(https://en.wikipedia.org/wiki/Fire_ant)。早急に天敵を港湾都市に放しておくべきでしょうね。
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