2016都響ベストテン
都響 あなたが選ぶ、想い出に残った公演《2016年度》の結果が発表されました。
大野-国塩のコンビになってから、いまいち盛り上がりに欠ける感じです。大野さんも小泉さんも優等生タイプで立派な人すぎるというのが問題なのかも知れません。
インバルさんや井上さんには、何か負のエネルギーのような勢いが感じられます。
1位 7/24・25 アラン・ギルバート マーラー 交響曲第5番 他
2位 12/13・14 ヤクブ・フルシャ マ-ラ- 交響曲第1番 他
3位 2/26 ダニエレ・ルスティオーニ ベルリオーズ《幻想》交響曲 他
4位 9/20 エリアフ・インバル ショスタコーヴィチ交響曲第8番 他
5位 1/10 小泉和裕 ブルックナー交響曲第5番
6位 4/12 フランソワ=グザヴィエ・ロト ストラヴィンスキー《ペトルーシュカ・火の鳥》 他
7位 3/26 大野和士 プロコフィエフ《ロメオとジュリエット》 他
8位 9/10 エリアフ・インバル シューベルト交響曲第8番《ザ・グレート》 他
9位 3/5 井上道義 ドヴォルザーク交響曲第8番 他
10位 9/15 エリアフ・インバル バルトーク:管弦楽のための協奏曲 他
だいたい予想通りでしたが、ロトの《ペトルーシュカ・火の鳥》が少し低かったかな。私的にはこれがナンバーワンでした。《ペトルーシュカ》はオケが必死のパッチでしたが、後半《火の鳥》の指揮者&オケが一体となった切れ味の良い音楽の素晴らしさには圧倒されました。ロトが常任になったら、都響はとてつもないオケになるんじゃないかと想像してしまいました。
私の2位はフルシャのマーラー交響曲第1番。これはフルシャ自家薬籠中の曲らしく、ちょっとラフな感じでも思いきり都響をドライヴして、アドレナリン全開のマーラーを聴かせてくれました。こういうかしこまらないマーラーもなかなかいいもんです。
大野が7位にしかはいらなかったことを多くの方が指摘していますが、私も川崎でのショスタコーヴィチ交響曲第5番以外に印象に残る演奏がないのはどうしてでしょうか? 不満だったこともほぼないのですが。井上の演奏は逆に、強く印象に残っています。
毎年書いているのですが、エヴァ・オリカイネンをまた呼んで欲しいと思います。彼女&都響のブラームス「悲劇的序曲」は堂々とした押し出しの良い素晴らしい演奏でした。シベリウスじゃなくてブラームス/ベートーヴェンの交響曲を是非聴いてみたいと思います。
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