« 憲法9条改正の危うさ | トップページ | やぶにらみ生物論77: ミトコンドリア »

2017年6月21日 (水)

都響・大野-ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」@東京芸術劇場2017年6月21日

Imgaaa_2久しぶりの都響ですがなんと暴風雨。これは矢部ちゃんが雨男から嵐を呼ぶ男に昇格したのでしょうか? いや今日は彼はサイドで、コンマスは四方さんでした。指揮は音楽監督・小野和士。

池袋芸劇のホールにはいると、ビデオカメラが10台くらい設置してあり、ブルーレイ/DVDに収録するようです。ほぼ満席で、平日昼のコンサートは営業絶好調です。

メンバーはほぼ最強シフト。「牧神」はお馴染み曲ですが、いつもは南方担当のイングリッシュホルンを大植が担当。立派にミッションコンプリート。フルートソロは柳原でしたが、しょっぱなだけちょっと硬い感じでした。しかしその後素晴らしい演奏でミッションコンプリート。良い感じでした。

ダンディ「フランス山人の歌による交響曲」は、ホールで聴いたのは初めてです。ピアノが効果的に使われている曲でした。メロディや雰囲気もなかなか良い曲です。CD買ってみようかな。いや今日の演奏のDVDが出版されるまで待つべきか?

後半のベートーヴェン「田園」交響曲はマエストロ大野&都響の真骨頂でした。エレガントで繊細、隅々までコントロールされた完璧な演奏というのはこういうものですか・・・。

しかし何というか、硝子ケースの向こうにある、匠細工のジュエリーペンダント(数千万円?)を眺めているという感じで、もどかしい。都響と大野だけで近寄りがたい神がかった世界で遊んでいて、私たちはそこに連れて行ってくれないし、もちろん仲間には入れてもらえないという不思議な気分。カラヤン&ベルリン・フィルの演奏でもそういう気持ちになったことがあります。

マエストロ大野がベストテン上位からはずれるというのも、そういう感覚が影響しているのではないかと思いました。ですからこんなにすごい演奏なのに、客席の反応はわりとあっさりなんですね。

ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」
https://www.youtube.com/watch?v=06qDsdcqm1M

ダンディ「フランス山人の歌による交響曲」
https://www.youtube.com/watch?v=g5nIkXsW86Q 

ベートーヴェン「田園」交響曲
https://www.youtube.com/watch?v=aW-7CqxhnAQ

(↑ダニエル・バレンボイムはちゃんと連れて行ってくれる)

| |

« 憲法9条改正の危うさ | トップページ | やぶにらみ生物論77: ミトコンドリア »

音楽(music)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 都響・大野-ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」@東京芸術劇場2017年6月21日:

« 憲法9条改正の危うさ | トップページ | やぶにらみ生物論77: ミトコンドリア »