リーガ・エスパニョーラ第33節: バルサ首の皮一枚で踏みとどまる
サンチャゴ・ベルナベウでのクラシコは、新生バルサの幕開けを予感させるものでした。
アディショナルタイムでの怒濤のカウンターは、自陣深くからのセルジのドリブルではじまりました。最も長い距離をすでに走っていた彼は、マドリーの選手を次々交わして突進。これに触発されたバルサメンバーの7人が全力疾走でマドリーゴールに殺到します。最後のメッシの決勝ゴールも、数的優位の結果です。
カゼミーロの意図したラフプレーは許せませんが、まあ新たにマドリーの中心選手に抜擢されたという気負いがなせるものとしましょう。マルセロのひじ打ちは彼の本質があらわれたものです。バルサにとってせめて幸いだったのは、悪童コンビの片割れぺぺが出場していなかったことです。
ベイルが故障明けで絶不調だったのも幸いしました。とはいえバルサも、ネイマールが誰もケガさせてないのに3試合出場停止という、あまりにも理不尽なペナルティーで出られず。スアレスは1年の疲労がどっと出た感じで絶不調。メッシはマルセロにやられて、出血をタオルで止めながらのプレイということで(4針縫うことになったそうです)、バルサのチーム力は昨年秋頃に比べるとがっくり落ちています。
その中でGKテア=シュテーゲンが頑張りました。長身とジャンプ力を生かしてシュートを止めまくり、特にクロースのミドルを止めたプレイは鳥肌ものでした。
決勝ゴールの後、メッシがカード覚悟でユニホームを脱いでアピールしたのは、やはり数々のマドリーのラフプレーに対する抗議だと思います。
これで首の皮一枚で優勝争いに生き残りましたが、休養十分のネイマールのこれからの大活躍を期待したいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=FTPxORAlT0Y
https://www.youtube.com/watch?v=kcQU8PGlHu8
https://www.youtube.com/watch?v=eBiFZWXUWjw
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