井上道義-大阪フィル@東京芸術劇場2017年2月22日
生まれて初めての大阪フィル。曲目はショスタコーヴィチの交響曲11番と12番を一夜でという超ヘビイなものでした。指揮は井上道義さん。コンマスは崔文洙さん。
パンフレットに出演者の名前がエキストラも含めて、すべて記載してあるのは感心しました。楽団の運営がきちんとされていることを想像します。
チケット完売で東京芸術劇場大ホールは異様な熱気です。交響曲第11番は非常にわかりやすい音楽で、第5番や第8番と共にショスタコーヴィチの傑作交響曲だと思います。
もう大阪で同じプログラムを2回やってきたそうなので、演奏は特に弦がアンサンブルもきちんとしていて、Vnなどほとんど女性ばかりなのに心地よい重量感がありました。打楽器の方々の奮闘も素晴らしいと思いました。
☆ 引用されている音楽
夜は暗い
https://www.youtube.com/watch?v=E5tdvbRtSgY
同士は斃れぬ
https://www.youtube.com/watch?v=fa6BswG-dU8
(41分30秒あたりから)
https://www.youtube.com/watch?v=g9lo9ZDYuDU
おお皇帝 吾等が父よ
https://www.youtube.com/watch?v=JR-nG_ecsZo
ワルシャワ労働者の歌
https://www.youtube.com/watch?v=qtslGbYKMoQ
☆ 第2楽章
https://www.youtube.com/watch?v=JycVywv5myU
☆ https://www.youtube.com/watch?v=4Pudaf862qM
☆ https://www.youtube.com/watch?v=S-dpVISqPy4
11番を聴き終わった段階でもう完全に満腹となり、すき焼きの後にとんかつは勘弁してほしいという気分でした。というわけで交響曲12番は、演奏は11番より更に素晴らしかったのですが、私自身のメンタルがついていけず残念。1905年の後が1917年という歴史的経緯はわかるのですが、11番の続きが12番というわけじゃなく、全然別物ですから。
やっぱり11番・12番は後半にとっておいて、前半はもうすこし軽いプログラムにして欲しいと思いました。うがった見方をすると、不透明な理由で大フィル解任が決まった井上さんが、自分は健康上の問題などなく非常に元気なので「誰か音楽監督に雇って頂戴」というアピールのために、このようなヘビイなプログラムになったのかなとも思いました。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/culture_entertainment/20161128000407
マエストロ井上は、ショスタコーヴィチ交響曲全集を出版なさっています。
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