2016~2017リーガ・エスパニョーラ第21節: パコ・アルカセルついに決める
誤審とはいえ、マドリーの後姿が遠ざかっていく・・・。白星を蓄積するしかありません。今週はアスレティック・ビルバオをカンプノウに迎えての1戦。優勝は遠くなってきましたが、カンプノウは大盛況で、クラブはウハウハです。
非常に厳しい日程の中、バルサはコパ・デル・レイを勝ち進んでいるので、スアレスは疲労をとるためのお休みです。FW:ネイマール・パコ・メッシ、MF:アルダ・ラフィーニャ・Aゴメス、DF:マチュー・ウムティティ・ピケ・ビダル、GK:テア=シュテーゲン。なんとしてもパコ=アルカセルに得点をとらせたいバルサではあります。
ビルバオは1トップがイニャキ=ウィリアムス。彼はビルバオ出身ですがスペイン・リベリア・ガーナの3重国籍というめずらしい選手。2列目はムニアイン・ラウル=ガルシア・レクエ。ムニアインは非常に技術が優れた選手なので、このチームのなかでは最も要警戒です。ボランチはイトゥラスペとサン=ホセ、DF:バレンシアガ・ラポルト・ジェライ・デ=マルコス。GK:イライソス。ジェライは精巣癌の手術をしたようですが、無事復帰できてなによりです。
開始早々、パコのクロスにCBがすべって転倒。ネイマールが軽く決めるかと思いましたが、もたついて得点ならず。解説者は毎試合ネイマール・スアレス・メッシが好調とのたまってますが、本当に好調ならバルサが現在のような成績であるわけないので、やはりアジリティーとプリサイスネスが落ちてきています。ただネイマールは最近は元気をとりもどしつつあるとは思います。
ビルバオはアウェイでも厳しいプレスをかけてくる果敢に戦うサッカーです。12分にはCBラポルタが左に持ち込んで絶好のクロス。ウィリアムスがフリーでゴール正面からヘディングシュートですが、見事に失敗。これでほっとしたバルサは、18分ネイマールが左に突っ込み、うまくポジションを移動したパコにマイナスパス。これをパコがダイレクトにゴール。記念すべきリーガ初得点で、先制点はバルサに。
29分にはラウル=ガルシアにゴール正面から打たれますが、テア=シュテーゲンが阻止。40分、ゴール右側の角度のないところでメッシがFKを行いましたが、GKが油断していたのか、直接ゴールに蹴ってなぜかはいってしまいます。簡単にはじけそうな球だったので狐につままれた感じです。望外の2:0で前半終了。
後半はピケがマスチェラーノと交代。54分にはテア=シュテーゲンとぶつかったラフィーニャがラキティッチと交代。さらにメッシもセルジと交代。メッシのポジションにはビダルが上がります。そのビダルが67分、ゴール前に持ち込んで自分でシュート。これがはいって3:0。やはりビダルは貴重な戦力です。ルーチョが考えを改めて本当に良かったと思います。有能な人というのは凝り固まらないというもひとつの条件です。
ところでレアルマドリーはセルタ・デ・ビーゴとの試合が中止になりました。最初聴いたときはテロ情報が流れたのかと思いましたが、なんと風が強かったためというのでびっくり(1)。それでマドリーがスタジアムの屋根を緊急補修せよと要求したというのでまたびっくり。マドリーは2試合延期で、これはスケジュールは厳しくなる可能性がありますが、実は相手の試合が終わっているということは、目標がはっきりしていて有利という見方もできます。
1)https://www.daily.co.jp/soccer/2017/02/07/0009896113.shtml
ハイライト:
https://www.youtube.com/watch?v=iB6XztHO9XY
https://www.youtube.com/watch?v=Oqd0qfo1WtM
https://www.youtube.com/watch?v=MFaDV1LkYq4
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