小泉-都響 チャイコフスキー「交響曲第4番」@サントリーホール2016年11月3日
今日は思ったより寒くないし、お天気も素晴らしく、休日のマチネとしてベストの日よりです。9月20日以来のサントリーホール。本日の指揮者はマエストロ小泉、コンミスは四方さん、サイドはゆづき。今までに聴いたことがない、多分新曲のファンファーレで入場。
チケット完売だそうです。
最初はリストの「レ・プレリュード」。二曲目は今をときめくソリスト反田恭平氏で、リストの「ピアノ協奏曲第1番」。すごいとしか言いようがありません。
反田恭平のピアノ
リスト「水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」
https://www.youtube.com/watch?v=snJZgFYKBvE
ビゼー(ホロヴィッツ編):「カルメン幻想曲 」
https://www.youtube.com/watch?v=eLaXJyVYdzI
休憩後はチャイコフスキーの交響曲第4番。今日はマエストロ小泉の都響デビュー40周年ということで、かなり気合いも入っていたようです。いつものように文句なしなのですが、彼の音楽には何か足りないものがあるように思うのです。もう何年もそのことを考えているのですが、最近思うのは、彼は「負のエネルギー」に欠けているのではないのでしょうか? だから病的な曲想には弱いのかも知れません。
例えばベートーヴェンは自殺を覚悟して遺書まで書きましたし、家族とは不仲で、自分の家庭には恵まれず、難聴にもなり、晩年にはホームレスと間違えられて逮捕されたこともあるそうで、あまりにもマエストロ小泉の人生とは異なります。今日の作曲家について言えば、リストは生涯大勢の女に囲まれて過ごしたプレイボーイで、音楽も演奏効果をメインに考えた人ですし、チャイコフスキーは男(しかも今で言えば淫行趣味)にしか恋愛感情を抱けない人でした。
オットー・クレンペラーのベートーヴェン交響曲第7番
https://www.youtube.com/watch?v=Q1ei6vuISqk
演奏会が終わって外に出ると、都響からのプレゼントを手渡されました(写真)。どうも有難うございます。今後ともよろしくお願い申しあげます。また楽団のご発展をお祈りしております。
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