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2016年10月11日 (火)

富士通PC部門の身売り キーボードはどうなる

富士通のパソコン事業がレノボに売却されるそうです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ05IEW_V01C16A0000000/

これは私にとって iPod classic の廃止に続く大ショックです。なぜなら富士通のキーボードだけが、私に言わせれば、まともなキーアレンジメントだからです。レノボはおそらくこのキーボードを廃止し、すでに傘下になっているNECタイプに統一すると予想します。

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日本語をキーボードで打つとき、英語とは全く異なる点があります、それは変換→確定を繰り返しながら漢字を入力しなければならないということです。これをスペース→エンターでやると、どうしてもエンターを小指で押さえるときに、右手がホームポジションからはずれてしまうのです。これが非常に不快なので、私はVJEスタイル(富士通スタイル)で、右手親指で変換キーをおして変換、左手親指で無変換キーを押して確定という手順でやっています(図の矢印、右で変換、左で確定)。これなら両手をホームポジション(赤丸)に置いたままで日本語入力ができます。

このようなやりかたは、スペースキーが幅広いタイプだと不可能です。富士通は伝統的にスペースキーが幅狭な製品が多く、日本語入力がやりやすいような設計になっています。これは偶然ではなく、わざわざ変換(XFER)・無変換(NFER)キーをスペースキーの手前(図の下側)に置いたキーボードを販売していたこともあるくらいです。デスクトップPCなら、そのタイプのキーボードを別に購入して使うという手もありますが、ノートパソコンだとちょっとその気にはなれません。

サンヨー・東芝は中国、シャープは台湾に家電部門などを売却して、日本企業の脆弱さが目立つ昨今ですが、これでTPPをやろうというのですからあきれます。まあそれはさておいて、日本語入力に配慮したノートパソコンをはたしてどこかのメーカーで販売してくれるのか、わずかな期待を持って注目しています。



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