インバル都響-シューベルト交響曲第8番
今年の夏は日照時間が短く、9月には台風がどんどんやってきて気候不順でした。私も健康状態が思わしくなくてろくなことがありませんでした。それでも今日のコンサートに出かけられるまで恢復したことはラッキーでした。
本日の指揮はエリアフ・インバル、コンマスは矢部ちゃん、サイドはゆづき。インバルは少しダイエットしたのでしょうか。80歳になりますが、非常に元気そうです。前半はエルガーのチェロ協奏曲で、ソリストはターニャ・テツラフ。真紅のドレスで登場しました。
演奏はカドのとれた流麗なスタイルで、エルガーの暗いロマンティシズムを適切に表現していました。
ターニャ・テツラフの演奏↓
https://www.youtube.com/watch?v=774Ajdk00jQ
終了後はガッツポーズも出ました。アンコールはJSバッハ:チェロ組曲第3番ハ長調サラバンドを演奏してくれました。
後半はエキストラもはいった大編成で、シューベルトの交響曲第8番。インバルはやや速めのテンポで、引き締まった緊張感のある進行です。広田さんがリードする木管が全体をリードし、アンサンブルも良好。なかなか最後まで楽しく聴かせてくれました。
シューベルトはこの曲が演奏されるのを聴かずに死んだそうです。私が不思議に思うのは、これだけ大規模な交響曲なのに、なぜ打楽器がティンパニだけなのかということです。せめて小太鼓とか、トライアングルとかを使えば第4楽章などもっと華やかになったのにと思います。生前に聴いていれば、シューベルトは改訂したかも知れないとちょっと思ったりします。
マチネは暗くなる前に帰宅できるので、疲労が少なくて有難いです。北総の駅に明るいうちに帰ってきて空を見上げると、うろこ雲が見えました。もう秋です。
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