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2016年8月 1日 (月)

都知事選挙終了

ドイツは第二次世界大戦敗戦と同時に国歌:ホルスト・ヴェッセルの歌と、国旗:ハーケンクロイツを廃棄しました。そればかりか、ハーケンクロイツを公共の場で展示すると処罰されます。日本はどうか? 天皇制度の形を変えた温存と共に、君が代・日の丸を結局国旗・国歌として温存しました。全くそこには反省の表明というものがみられません。

ホルスト・ヴェッセルの歌
https://www.youtube.com/watch?v=LcQZwgCfoCM

ハーケンクロイツを掲げ行進する在特会
https://www.youtube.com/watch?v=brGvQl3UxM0

在特会と小池百合子
http://lite-ra.com/2016/07/post-2433.html

日本の軍隊はある意味ドイツよりもひどくて、食糧・物品現地調達せよとか(早く言えば略奪せよ)、中国・フィリピン・ニューギニアなどでの乱暴狼藉はドイツにまさるともおとりません。国内でも自由主義者や共産主義者は徹底的に弾圧されました。それでも戦前に戻りたいという人々はそこそこ多くて、「日本会議」を組織し、現行憲法を戦前憲法にもどそうという運動をやっています。そして小池百合子はそのメンバーです。すなわち都庁は「日本会議」に乗っ取られました。

https://morph.way-nifty.com/grey/2016/07/post-f622.html

ここで問題になるのは、教育委員会の人事です。東京都の教育委員会は極右の巣窟であり、故米長邦雄などは天皇陛下から直接小言をいただいたほどです↓。

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2004/10/28朝日コムより引用

天皇陛下は28日の園遊会の席上、東京都教育委員を務める棋士の米長邦雄さん(61)から「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と話しかけられた際、「やはり、強制になるということではないことが望ましい」と述べた。 米長さんは「もうもちろんそう、本当に素晴らしいお言葉をいただき、ありがとうございました」と答えた。

(中略)

「日の丸・君が代」をめぐっては、長年教育現場で対立が続いてきた。東京都教委は昨秋、都立校の式典での「日の丸・君が代」の取り扱いを細かに規定し、職務命令に従わない教職員を大量に処分。99年に教育委員に就任した米長さんは、こうした方針を推進する発言を繰り返してきた。

引用終了:
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その後も米長の言葉とは裏腹に、東京都は厳しい処分を繰り返しています。最高裁判所から厳しすぎるという判決をもらっているくらいです。

日本会議の息がかかった者達が教育委員をやることによって、歴史修正主義者が書いた教科書が選定され、子供達は「日本会議」の主張が正しいという教育を受けて育ち、真実が伝わらないまま大人になってしまうという悪循環から抜け出せなくなります。

小池百合子を支持した人々はこのようになったことに責任を感じなければなりません。

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