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2016年7月17日 (日)

熊木杏里 「飾りのない明日」 @銀座ヤマハホール

Imga休日の銀座に来たのはもう10年以上前だったので、かなりカルチャーショックをうけました。中央通りがホコテンになっていて、新橋との境目あたりに多数のバスが乗り付けて、中国人観光客がどっとはき出されます。注意していると、ホコテンを歩いている人の80%以上は中国人でしょう。

しかも縁石をベンチがわりにして、ずらっと人がすわっています。みんなのんびりしている様子です。買い物命というのではなく、スモッグに悩まされる彼らにとって、ホコテンのきれいな空気と、湿度の高いまったりした環境、そして格調高い街の雰囲気というのは「オアシス」そのものかもしれません。私は確信しました・・・日本は中国人相手の物販と観光で生きていける。

私は熊木杏里の「飾りのない明日」エクストラ・ショーが目的だったので、ヤマハホールに急ぎました。ここは最近田部京子のリサイタルで来たばかりだったので、迷い無く到着。

今日の公演はヤマハ移籍で急遽決まったもので、中国ツァーの凱旋公演ともなりました。今回も会場は満席。最前列に8番イニエスタのゲームシャツを着ている男がいてびっくり。

本日のセットリスト
http://www.livefans.jp/events/645660

ピアノ伴奏(扇谷研人氏)と本人のピアニカだけのサポートで、ややカルトな構成だったと思いますが、「こと」や「君」を聴けたのはうれしい。

「こと」
もともとピアノ伴奏の曲だったので、今回きっとやるとは思っていました。クマッキー畢生の傑作。
https://www.youtube.com/watch?v=iWfCmIDnvQQ

「君」
非常に格調高いメロディーと歌詞で、まるでクラシック音楽のようです。
https://www.youtube.com/watch?v=a6_1LGDYd0o

「飾りのない明日」
ツァーのタイトルになっているナンバー。 キーが高いせいか、練習しているとお子さんに「もうやめて」と言われたそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=TH4j2WtK7sU

休憩のかわりに「夢のある喫茶店」というラジオ番組の収録が行われました。扇谷さんとの名コンビで楽しい雰囲気でした。クマッキーは非常に健康そうで、これからも活躍を期待できそうです。

以前に毎年アルバムを出版することが生命線だと言っていましたが、実際には「ファンが存在すること」が生命線なんだよね。

ライヴの画像
http://ameblo.jp/anri-kumacky/

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今回ちょっと注目していたのは、このような最高のホールでPAの音がどうなるかということでした。結果はやはり満足できるものではありませんでした。80%くらいしか歌詞がききとれません。これではライヴハウスや家庭オーディオの音声に完敗です。音響の設定が間違っているのではないかと思います。これではヤマハホールでやっている意味がありません。

ただメインのマイクより、ピアノそばのマイクで歌ったときのほうが聞き取りやすかったので、マイクの問題も多少あるかもしれません。「夢のある喫茶店」での音声は100%聞き取れたので、音量は小さくなっても、ややオフマイク気味に歌った方がよいのかもしれません。PAに限界があるとするならば、その他の方法でいろいろ工夫してみてほしいと思いました。

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