大野-都響「シェヘラザード」他@東京芸術劇場2016年6月15日
平日のマチネで、老人と暇人のための音楽会です。とはいえ、シェヘラザードは矢部ちゃん=都響の18番。これを聴かずしてどうして都響ファンという曲目です。やっぱりチケットは完売で、芸劇は大盛況。指揮:大野、コンマス:矢部、サイド:ゆずき。
矢部ちゃんの赤ネクタイはどうしても違和感があります。一方広田さんはセンスが感じられるおしゃれなネクタイで、その差が際立っています。
本日のソリスト、小山さんは観光地でイカを焼いているおばちゃんという感じの人ですが、日本のピアノ界では重鎮。
サン=サーンスのピアノ協奏曲は第1楽章が少し退屈な曲なので、まわりに眠る人が多く、あちこちからいびきが聞こえて大迷惑です。曲を楽しむ雰囲気ではありませんでした。
不思議なのは曲がそろそろ終わる頃に目覚める人が多い・・・なぜだろう? 小山さんはさすがに貫禄十分の名演。
休憩後はお目当てのシェヘラザード。さすがに文句をつけようのない名演奏で、特に第3楽章冒頭の弦楽アンサンブルなど鳥肌が立ちました。大野さんときっちり納得がいくまでリハーサルをやっていることがうかがえます。それにしても矢部ちゃんのソロははまっています。彼のVnの音色もこの曲にぴったりなんですね。
サン・サーンス ピアノ協奏曲第5番ヘ長調「エジプト風」
https://www.youtube.com/watch?v=a8FQD8qs7O4
シェヘラザード(オーケストラ)
https://www.youtube.com/watch?v=SQNymNaTr-Y
シェヘラザード(バレエ)
https://www.youtube.com/watch?v=s1aFrAV3d1o
ところで、舛添は第九を聴きに行くのに公用車を使っていたそうですが、それが都響だったら結構なことなのにと思ったのですが、なんとN響だそうであきれました。
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