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2016年3月28日 (月)

トランプの発言を歓迎しますが、核武装は愚かな選択です

トランプ候補は「アメリカは強い軍事力を持った裕福な国だったが、もはやそうではない。大統領に当選した場合、日本や韓国がアメリカ軍の駐留経費の負担を大幅に増額しなければ軍を撤退させる。その代わり核武装を許可する。」と主張しました。

http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/26/trump-mentions-japan_n_9551864.html

これは日本人にとって有り難いことだと思います。日本は日米地位協定によって、まだ米国による占領が一部で続いているような状態なので、米国が安保条約を放棄してくれれば、広大な領土(232平方キロメートル)が返ってくることになります。

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ただし核武装はダメです。人間の愚かさの証明のような核兵器を拡散させるのは納得できないし、トランプの考え方で行けば、世界のすべての国が核兵器をもっていいよということになりかねないので、これは暴言でしょう。そういう路線でいくなら。米国は国連を脱退しなければならないでしょうし、トランプは本当にそうするかもしれないのが心配です。日本は中国・ロシア・EUと連携して、これだけは絶対に阻止しなければなりません。

米軍が去ると中国が怖いという人は多いと思いますが、今問題なのは尖閣問題だけでしょう。これは中国と友好関係を維持すれば(例えば天皇陛下が南京を訪問するとか、歴史教科書を日中韓で科学的に検証して共通化するとか)、「棚上げ」で解決できることであり、竹島と北方領土は事実上日本が放棄している状態でどうなるわけでもなく、北朝鮮は日米安保がなくなれば日本を攻撃する理由がありません。また沖縄の基地問題がなくなれば、沖縄独立運動の機運も消滅するので、日本の政治は安定すると思います。

とは言っても、私はトランプが大統領になる確率は低いと思っています。相手がクリントンでもサンダースでも負ける可能性が高いというのが私の予想です。

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