リットン-都響ラフマニノフ交響曲第2番@サントリーホール2015年6月15日
もう完全に夏です。カラヤン広場はビヤホールの準備をしていました。森ビルに広大なスペースをとっていたサンゲツ(誰がここで高級家具を買うのだろうか?)が昨日閉店したそうで、あとどんなお店になるのかちょっと楽しみになりました。
まあ月曜のコンサートとしてはこんなもんかなという入り。本日のコンマスは矢部ちゃん。サブはゆづき、指揮は都響ではお馴染みのアンドリュー・リットンです。
シェーンベルクの音楽(ピアノ協奏曲)はどこがいいのかさっぱりわかりません。このひとは学者・音楽研究家であって、作曲は実験であったとしか思えません。
音楽会でもいろんなことがありますが、今日はこの曲が終わったときに事件です。P席の客の1人が発狂したように声を上げて、あまりに素晴らしい演奏に接して頭がおかしくなったのかと思ったのですが、休憩時間に外で「あんなにやる気のない演奏だとさわぐしかないじゃねえか」とかわめいていたので、あれはブーイングだったのかと、そのとき思いました。
後半はみかけなかったので保護処分になったのかもしれません。私の見解では脳の病気だと思います。メインのラフマニノフのシンフォニーは爆演でした。マエストロ・リットンは昔々オーマンディがフィラデルフィア管弦楽団でこの曲を演奏したときの書き込み付きの楽譜を持っているそうで、それをもとに演奏したのかも知れません。
特に第3楽章前半のクラリネット(三界さん)のソロと後半の弦楽アンサンブルは白眉で、そのまま失神したくなるくらい良い気持ちでした。全体的には非常に暑苦しい曲ですが、指揮者と矢部ちゃんをはじめとする演奏者の情熱によって、完全に突き抜けた爆演となりました。
これだけメンバーが頑張った裏には、N響のラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番(指揮:フェドセーエフ、ピアノ:アンナ・ヴィニツカヤ)が放映されたことが影響しているのではないかと想像します。この演奏はゾーンに入ったような神がかり的なものだったので、いたくライバル心を刺激されたのではないでしょうか?
シノトモがちょっと元気がなかったのが気がかり。
ラフマニノフ交響曲第2番
https://www.youtube.com/watch?v=JVcAqmyMyfU
https://www.youtube.com/watch?v=lC4Rstyaky4
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