2014-2015 シーズン都響演奏会ベストテン発表
都響ファンによる2014~2015シーズンのベストテンが発表になりました、それまでの数年間に比較すると、若干物足りなかったジーズンかなとは思いますが、それでも印象深い演奏会には事欠きませんでした。
第1位 7/20・7/21 都響スペシャル(指揮/エリアフ・インバル)
マーラー:交響曲第10番(クック補完版)
子供の頃からマーラーの音楽には親しんできましたが、なぜかクック版の交響曲第10番は軽視していて、実演で聴いたのはこれが初めて。かなりショックをうけました。晩年になってマーラーがさらに新しい音楽をめざしていたことがよくわかりました。
第2位 8/3 「作曲家の肖像」シリーズVol.98(指揮/マルク・ミンコフスキ)
ビゼー:交響曲《ローマ》/《アルルの女》組曲第1番、第2番
都響の機能美を余すところなく示した名演で2位も頷けます。私の投票は3位と2位が入れ替わっていましたが、どちらも素晴らしかったと思います。
第3位 3/14 名古屋特別公演、3/15 福岡特別公演、3/18 第784回定期演奏会A(指揮/エリアフ・インバル)
ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』より「前奏曲と愛の死」
ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》(ノヴァーク:1878/80)
特にブルックナーが良かったと思います。インバルらしいメリハリと推進力で押し切った感じで、気持ちの良い演奏。
第4位 6/24 第772回定期演奏会B、6/25 第773回定期演奏会A(指揮/ヤクブ・フルシャ)
オネゲル:交響的楽章第1番《パシフィック231》
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番(ピアノ/アンデルシェフスキ)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》
第5位 3/8 「作曲家の肖像」シリーズVol.101(指揮/エリアフ・インバル)
シューマン:《マンフレッド》序曲/ピアノ協奏曲(ピアノ/河村尚子)/交響曲第4番(1851年改訂版)
シューマンの交響曲第4番は私の大好きな曲なので4位にしましたが。5位は春の祭典で、こんなに皆さんと順位が一致した記憶はありませんね。
第6位 11/15 「作曲家の肖像」シリーズVol.99(指揮&ピアノ/ロバート・レヴィン)
モーツァルト:歌劇《皇帝ティートの慈悲》序曲/ピアノ協奏曲第20番/交響曲第38番《プラハ》
第7位 3/29 都響・八王子シリーズ(指揮/井上道義)
グリーグ:ピアノ協奏曲(ピアノ/萩原麻未)
チャイコフスキー:3大バレエ・セレクション(井上道義ヴァージョン)
諸般の事情で行けなかった演奏会。そんなに良かったのか・・・うーん残念。
第8位 3/23 第785回定期演奏会B(指揮/小泉和裕)
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
(ソプラノ/吉原圭子、アルト/山下牧子、テノール/小原啓楼、バス/河野克典 他)
第9位 12/13 「作曲家の肖像」シリーズVol.100(指揮/大野和士)
シベリウス:レンミンカイネンの帰郷/ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン/三浦文彰)/交響曲第5番
第10位 11/30 プロムナードNo.361(指揮/垣内悠希)
スッペ:喜歌劇『美しきガラテア』序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(ピアノ/HJリム)
ベートーヴェン:交響曲第8番
HJリムのピアノには度肝をぬかれました。デビューCDのベートーヴェンピアノソナタ全集を買ってしまいました。これもなかなかすごい演奏です。
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さて、これからの都響は大野にかかってくるわけですが、さてどうなることやら。
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