都響フレッシュ名曲コンサート@葛飾シンフォニーヒルズ2015年2月28日
一昨日に都響フレッシュ名曲コンサート@かつしかシンフォニーヒルズに行ってきました。沿線住民なのですがここははじめてです。青砥の街を歩くのもはじめて。駅を出るとヨハン・シュトラウスの像があるというのですが、発見出来ず。外向きだったので後ろから見ることになり、通り過ぎてしまっていました。帰りに気がつきました。ホールまでのシンフォニー通りはきれいに整備されていました。住民以外の車の通行は禁止されているようです。
ヒルズは瀟洒な建物で、本館と別館が2Fの渡り廊下で連結されている構造です。大ホール=モーツァルトホールはシューボックス型で、豪華ではありませんが乱反射が少なくなるように設計されているようでした。シューボックス型にしては良い音響だと思いました。ただバルコニー席が前から後ろまで、ステージと80度くらいの角度で横向きなのはいただけませんね。どうしてこんな無理な設計をするのか理解出来ません。
2月の調布でのコンサートは満席の盛況だったと聞いていますが、葛飾は2Fを閉鎖してようやく格好が付く程度の集客で、サテライト同士の争いでは完敗です。やはり文化の面では東部地域は西部地域に及びません。沿線民としては残念ですが、このような立派な箱ができたからには、徐々にでも近づきたいものです。
コンマスは山本さん、サブはゆづきで、指揮者は梅田俊明氏。ヴィヴァルディの「四季」にはソリストとして小川響子氏が参加します。この小川さんのVnには驚きました。こんなに獰猛で戦闘的な「四季」ははじめてです。これだからライヴ通いはやめられませんねえ。このソリストの芸風では、指揮者の梅田さんもソリストのペースに合わせてやるほかありません。ユーチューブにはハイドンの演奏を出しているようですが、それからは想像できません。ただとんでもヴィヴァルディと拒否しないで聴いていると、それなりにスリリングで面白いところもありました。リーラがソリストだと、似たような演奏になるのでしょうか?
後半のラヴェルの曲はいつもの都響らしい名演で、安心して楽しめました。最後のボレロは久しぶりにライヴで聴きましたが、最後の大音量はライヴならではの迫力でした。リズムの中心となる西川さんの小太鼓をオケの中央に配置したのは、なかなかよい選択だと思いました。
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