都響・作曲家の肖像 シベリウス@東京芸術劇場2014年12月13日
都響・作曲家の肖像シリーズ「シベリウス」です。第9にはいかないので、今年はこれで都響のコンサートは打ち止めです。師走とはいえ土曜昼のコンサートなので、先日の定期とは大違いで、ほぼ満員の盛況です。本当にどうして定期公演も休日にやらないのだろうかと疑問に思います。
今日はマエストロ大野の指揮で、コンマスは山本さん、サブはゆづきです。マキロンが留学中なので、ゆづきは大忙しです。シベリウスのVnコンチェルトは、ヒラリー・ハーンや四方さんのようなひやっとした感触のVnがはまると思うのですが、今日のソリストは三浦文彰氏。彼の音はマシュマロのように柔らかく、チャーミングです。独特の繊細なシベリウス演奏を聴かせてくれました。都響のサポートも文句なし。アンコールはバッハの無伴奏バイオリンソナタ第2番イ短調からアンダンテでした。これも女性的といってもいいくらいの繊細な演奏。
後半の交響曲第5番は、シベリウスの7曲のシンフォニーのなかでも、最も北欧の雰囲気が横溢した曲だと思います。第1楽章で弦のトレモロのなかで、ファゴットが浮かび上がってくる部分などはぞくぞくしました。ただ第3楽章のクライマックスでの金管の合奏は、何か違和感がありました。弦と木管が作ってきた音楽に乗れないというか、遊離感がありましたね。2011年のリントゥ指揮の同曲の圧倒的な感動には遠く及びませんでした。弦と木管がぴったり合わせてきたのに残念でした。これは指揮者の責任です。
https://morph.way-nifty.com/grey/2011/04/post-f9dd.html
いつもながらエスカレーターで1Fに降りると、ネコ雑貨でお馴染みの「デブネコ」のぬいぐるみが迎えてくれました。ヴァイオリン協奏曲
https://www.youtube.com/watch?v=3OlI0RLQJoU
https://www.youtube.com/watch?v=3w7Mzcnk9Zg
交響曲第5番
https://www.youtube.com/watch?v=sBUy-VyP-q4
三浦文彰
https://www.youtube.com/watch?v=0Kz_RKrR5qo
https://www.youtube.com/watch?v=DaCXALmKj5g
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