フルシャ-都響 「時の神秘」「ブラ4」@サントリーホール2014年9月14日
晴天の日曜日は久しぶりかな。サントリーホールに出かけました。カラヤン広場には多くの露天商店が出ていて、賑わっています。栗拾いまでやっていました。ホールのお客さんの出足も良いようで、ごった返していました。
開演前に指揮者のフルシャと通訳がステージに現れ、フルシャが英語でプレトークを行いました。まあ挨拶程度のものでしたが、カベラーチ「時の神秘」の本邦初演ということで、気合いが入っていたのでしょう。この曲が名曲かどうかはよくわかりませんが、都響が非常に頑張ってきちんと演奏していたことは確かです。本日のコンマスは矢部ちゃん、サブはゆづき。
バスクラリネットのきこえるかきこえないかくらいのピアニッシモからはじまり、次第に盛り上がるという趣向。クライマックスのエネルギーはすごいものがあります。この部分は確かに私たちの脳に、ある種のインパクトを与える力があると思いました。最後はまた静かになって終わります。
フルシャ指揮フィンランド放送交響楽団の映像が YouTube にアップされていました。
https://www.youtube.com/watch?v=UgeYpx-azF0
CDも発売されているようです
こちら
この曲に関するフルシャのトーク
https://www.youtube.com/watch?v=RR9jHtbza8M
後半はブラームスの交響曲第4番。この曲は私のイメージでは清澄枯淡の音楽でしたが、フルシャ-都響の演奏はむせかえるような暖気でつつまれた第1楽章にはじまり、若々しくプロレスラーのように筋肉質の第4楽章に終わるという意外なものでした。30才台というフルシャですから、ブラームスの最後の交響曲がこのように演奏されるのもわかります。それはそれでなかなかついていって楽しめる音楽でした。他の曲もこの調子で盛り上がって欲しいと思います。もちろん彼が還暦を迎えたときに、このような音楽をやっているとは思えませんが。
今日はめずらしくアンコールがあり、ドヴォルザークのスラヴ舞曲第10番を演奏してくれました。これも大変丁寧に、息の合った演奏を聴かせてくれました。
カルロス・クライバーのブラ4 フルシャ-都響の演奏と比べるとずいぶんあっさりしているように思えますが、これが普通でしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=yCaaPaQx5zg
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