2014~2015 リーガ・エスパニョーラ第3節: ネイマールが流れを変える
スコットランドに触発されて、カタルーニャでは独立機運が盛り上がっているようです。カタルーニャはもともとフランコ軍に負けてひどい目にあったわけではなく、無政府主義者の台頭をおそれたソ連(現ロシア)がカタルーニャに介入して運動を分断したため、カタルーニャ軍が内部崩壊してフランコ軍と戦うどころではなくなってしまったからです。ソ連の介入さえなければ、カタルーニャはとっくに独立していたはずですし、今日戦う相手のビルバオが所属するバスクも、カタルーニャの支援を得て独立していたと思います。
https://morph.way-nifty.com/grey/2008/06/post_c3a6.html
カンプノウにビルバオを迎えてのゲーム。バルサはダニの故障でモントーヤが代役。FW:ペドロ・ムニール、MF:イニエスタ・メッシ・ラキティッチ、底:ブスケツ、DF:アルバ・マチュー・マスチェラーノ・モントーヤ、GK:ブラーボ。ビルバオはアドゥリスのワントップ、2列目:ムニアイン・ベニャ・スサエタ、ボランチ:ミケル=リコ・イトゥラスペ、DF:バレンシアガ・ラポルト・グルペギ・デ=マルコス、GK:イライソス。
ビルバオはDFラインを上げて、厳しく絡んで攻め込む作戦です。前のシーズンまでのバルサなら、ダニとアルバにサイドを走らせてDFラインを下げさせる作戦ですが、今シーズンは中央後方から空中ロングをDFラインの後ろに出して、ムニールとペドロを走らせるという新機軸です。スアレスの加入も計算しての作戦でしょう。これをしつこく繰り返しますが、肝腎のムニールとペドロのシュートがいまいちで得点ならず。一方ビルバオはムニアインの突破力に期待しますが、モントーヤは振り切れても、ゴールには至りません。
30分にはマスチェラーノがアドゥリスにもろに顔を蹴られて脳しんとう。結局後半はピケに交代しました。ピケは腰痛だそうですが、後半のプレーを見ていると心配は無いようです。前半終盤はバルサペースで、ラキティッチのロングクロスをメッシが頭に当てたり、メッシのロンググラウンダーパスがムニールに入ったりしましたが、得点はできません。後半にはいってもバルサペースで進行しますが、ネイマール投入も得点はならず、いらいらはつのります。そして33分にはバルサのエリア内で、明らかにピケが足を高く上げて、PKも覚悟しましたが、なぜかお咎めなしでラッキーでした。ただしイニエスタが報復のヒジ打ちをくらいましたが。
膠着状態を打破したのは、やはり後半18分にムニールに代わって投入されたネイマール。34分メッシからのスルーパスがぴったり決まり、これを慎重に決めてようやく先制。やはりネイマールはお金の取れるFWです。さらに39分、今度は深くつっこんだメッシからもどしのパスがネイマールへ。また慎重に決めて2点目。FWはシュートを打てる位置にいることと、GKのいないところにシュートを打つことが仕事であることを、あらためて教えられました。
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