吹雪の都響プロムナードコンサート@サントリーホール2014年2月8日
昨日都響からコンサート強行のメールがきたので、あわててゴム長を買いに夜靴屋に走りました。昔使用していたニッカボッカとロングソックスの山用品を引っ張りだし、完全装備で出発。今日のお天気だとゴム長は最低限必要な装備でした。
午前中の段階で、すでに歩道は雪で地面が見えない状況。電車はほぼ定刻にやってきました。サントリーホール前のカラヤン広場にたどり着くと、いつもは賑やかな広場に雪が積もり人影はありません。
チケットはほぼ完売だったようですが、出席率は最悪。チケットを持っていながら外出を見合わせた人が多かったようです。お昼のコンサートだったので、ギリギリ開催できましたが、夜だと中止だったでしょうね。
ところがコンサートは素晴らしい内容で、大いに盛り上がりました。特にハイドンの協奏交響曲とベートーヴェンの運命交響曲はよかったと思います。
「運命」はすでにインバル指揮都響のCDが発売されています。これは鉄の規律と怒濤の推進力で驚くべき演奏でした。しかし今日の演奏は趣が異なり、隅々までよく旋律を歌わせた実に美しい演奏でした。
指揮者はガエタノ・デスピノーサさん。指揮者になったのは6年前で、それまではドレスデン・シュタータツカペレでコンマスをやっていたそうです。ロマンチストのイタリア人ですね。本日のコンマスは矢部ちゃん。サイドはマキロンでした。
普段なら休憩時間にはワインとか冷ドリンクが多いのですが、今日は圧倒的にコーヒーが売れているようでした。赤飯のおにぎりを持参して食べている人がいたのには驚きました。
帰りは本当に大変でした。電車は遅れながらも来たのですが(写真は青砥駅)、降車駅に着くと外は吹雪で凍える寒さ。もちろんタクシーなど1台もいません。雪は20cmくらい積もっていて、あり得ない状態でした。大変な1日でしたが、都響の演奏が◎だったので気分はマックスとなりました。
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コメント
雪かきの疲れを伴い出かけましたが、演奏は素晴らしかったですね。苦労して行ったのが報われた感じです。久しぶりに聴く「運命」は、デスピノーサさんの煽り方が旨く、それに応える都響も相変わらず巧く、この曲のすごさを改めて思い知りました。
今日はとりわけ、鷹栖さんのオーボエの音色が心に染みました。
投稿: 黒猫 | 2014年2月 8日 (土) 22:04
デスピノーサさんはリハーサルで鷹栖さんにいろいろ細かい注文を出していたのでは? 最初に立たせたときに、そんな感じがしました。デスピノーサさん、名指揮者ですね。
投稿: monchan | 2014年2月 8日 (土) 23:29