2013/2014 リーガ・エスパニョーラ第5節 バルサスタイルのラージョにバルサ困惑
第5節はアウェイでラージョ・バジェカーノが相手。マドリードのチームです。このチームのスタジアム、カンポ・デ・プットボル・デ・バジェカスは非常に珍妙な設計で、片側のゴール裏に客席がなく、ただの壁になっています。良い土地がなかったせいだとは思いますが、収容人員も1万6千人で、プリメーラの試合をやるようなスタジアムではありません。
ラージョはFW:ビエラ・ブエノ、MF:モヒカ・バエナ・トラショーラス・ベレア、DF:サウール・ガルベス・アルビージャ・ティト、GK:ルベン・マルティネス。バルサはFW:ネイマール・メッシ・ペドロ、MF:セスク・チャビ・ソング、DF:アドリアーノ・マスチェラーノ・ピケ・モントーヤ、GK:バルデス。ブスケツ・ダニ・イニエスタは休養です。
ラージョは選手を大幅に入れ替え、テクニシャンを集めてバルサスタイルのチームを作ろうとしています。開始早々、CBにまで厳しくプレスをかけてきます。こういうときは我慢が肝心。これを前後半続けられるチームはありません。しかし3分、左からクロスがゴール前に上がって、ペレアに頭でたたかれたときには失点を覚悟しましたが、バルデスの好セーブでなんとか助かりました。バルサもなんとかDFを揺さぶって、メッシやネイマールがシュートしますが得点ならず。21分にはモントーヤのバックパスをバルデスがとれず、あやうくオウンゴール。モントーヤは今季初スタメンのせいもあるでしょうが、守備攻撃共にしっくりきていません。
この閉塞状況を切り抜けたのは、やはりメッシの突破から。ソングのインターセプトの球をうけたメッシが中央にドリブルで突入し、つまる寸前に右に出てきたペドロにパス。ペドロがフリーできれいに決めてくれました。しかし直後の35分、アドリアーノが相手の体に乗り上げるファウルでPK。大ピンチでしたが、トラショーラスのコースを読んでか、バルデスが跳ばずにパンチングでセーヴ。ビッグプレーでした。しかしバルデスはレーザーを当てられたせいか激怒していました。
前半のラージョのボール支配率は48%で、バルサ相手にもプレスとポゼッションのバルサスタイルのサッカーが成立していることを示しました。あとはシュートだけという感じです。とはいえ後半には疲労もあったとみえて、バルサが本領発揮です。開始早々、左サイドに突入したセスクから絶妙のパスがゴール前のペドロに出て、楽勝のゴール。27分にはネイマールが左にDFを集めて、また中央フリーのペドロにパス。そしてまたフリーでゴール。ペドロのハットトリック完成です。この後相手DFのエラーからセスクのゴールもあって0:4でバルサの勝利。得点差は圧勝を示していますが、実は今季一番苦労した試合かもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=jyIZ0lXMhYI
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http://www.youtube.com/watch?v=I9wNu3_AW5M
http://www.youtube.com/watch?v=TYR8W7Drs18
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