リヒャルト・アルトマンの文献
DNAの発見者はフリードリッヒ・ミーシャーということになっていますが、実は彼は死ぬまで自分が採取したヌクレイン(現在ではDNAと呼ばれるもの)はタンパク質だと考えていたのです。ですから正確にはミーシャーが分離したヌクレインから完全にタンパク質を除去して精製し、残った物質を核酸(Nucleic Acid)と命名したリヒャルト・アルトマンが真のDNA発見者と言っても過言ではありません。
私の過去記事:https://morph.way-nifty.com/grey/2006/09/post_ab14.html
彼はDNAの真の発見者であるばかりか、ミトコンドリアの発見者でもあります。
http://en.wikipedia.org/wiki/Richard_Altmann
これほど偉大な業績を残したにもかかわらずアルトマンは謎の人物で、日本版のウィキペディアには多分記述がありません。分子生物学の教科書にも1~2行の記述があれば良い方でしょう。特に日本では無視または不当に過小評価されているわけです。しかし彼の論文が復刻されたというので、早速入手しました。なぜか買いませんかというメールが来て、オファーのままに買ってしまったわけです。
これはミトコンドリア発見に関する論文です。出版している Nabu Press というのは謎の出版社ですが、特にトラブルもなく手に入れることが出来ました。が、原著なのでドイツ語です(orz...)。 読めませんが、ただ持っているだけで少し幸福な感じがします。


謎の出版社 Nabu Press
http://wiki.answers.com/Q/Who_and_where_are_Nabu_Press
↑非常にレアなアルトマンの写真
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