タカネマンテマ?
タカネマンテマ(Silene uralensis)は世界各地の高緯度地域または高山に生息する植物で、日本では南アルプスだけに分布する絶滅危惧種だそうです。盗掘のほか、もうこの草が生えている高度までシカが上がってきているそうで、日本では生き延びられないかもしれません。昨年の9月に野草屋さんからこの植物がはえてくるはずという土塊を購入し、鉢にいれてベランダで冬も水やりとかして保管していたら、春になって芽吹いてきました。しかしこの葉はどうもタカネマンテマの葉じゃないなと疑心暗鬼で見守っていたら、なんとヒメジョオンが生えてきました。
あわてて抜いて、さてどうしようか? もう少し様子をみてみようと、何もない鉢をそのまま保管していたら、どうやらタカネマンテマとおぼしきものが生えてきました。そして5月になるとメキメキと成長し、写真のようになりました。
タカネマンテマの仲間に違いないとは思いますが、茎がとても長くて分岐しているなど形態に違いがあり。どうもこれは日本のものではなく、他国から輸入したバリエーションのように思えます。花屋さんの注意書きでは、1年で枯れるかもしれないとのことでした。日本のタカネマンテマは多年草です。
ということは、これからの課題はタネをとって鉢を増やせるかどうかですね。私のような素人でも簡単に栽培出来るということは、この植物はおそらく花屋さんで普通に売っている園芸品種として生き残るのではないでしょうか。
下はウィキペディアに出ていた、南アルプス北岳のタカネマンテマ。
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