UEFAチャンピオンズリーグ: ペドロの強烈な1発でPSGを突破 バルサベスト4に進出
UEFAチャンピオンズリーグの試合で、パリ・サンジェルマンとカンプノウでの2ndレグです。パリでは2:2だったので若干バルサ有利な状況ですが、サドンデスの厳しい試合です。
バルサはFW:ビジャ・セスク・ペドロ、MF:イニエスタ・チャビ・ブスケツ、DF:アルバ・ピケ・アドリアーノ・ダニ、GK:バルデス。あっと驚くアドリアーノのCB。しかし考えてみれば、マスチェラーノ負傷で、バルトラを使わざるを得ないことを考えると、不慣れでもアドリアーノの方が頼りになるかもしれません。メッシはハムストリングが不安でスタメン落ち。サンチェスもマヨルカ戦の大活躍で消耗が激しかったのかベンチ。しかしこのFW3人で点が取れるかどうか若干不安ではあります。ダニが銀髪をやめて坊主にしてきました。この方が似合いますねえ。これは大歓迎です。ティトはこんな試合でもセーター姿。カジュアルにこだわる人です。
サンジェルマンは南米勢中心のスタメン構成で、FW:ラヴェッシ・イブラヒモビッチ、MF:パストーレ・モッタ・ベラッティ・ルーカス、DF:マクスウェル・チアゴ=シウバ・アレックス・ジャレ、GK:シリグ。フランス人はジャレのみです。今日はベッカムは使ってきませんでした。モッタは17才から9年間バルサに在籍した選手ですが故障が原因で退団。その後も1年間浪人するなどして復活した苦労人なので、敵ながら活躍して欲しいと思います。バルサが来日したとき、日産スタジアムでのマリノス戦で、彼のゴールを見たのを懐かしく思い出します。
サンジェルマンは勝たないとダメということで、高いDFラインと厳しいチャージでバルサを押しつぶそうという作戦のようです。開始早々絶好の位置でバルサFKですが、チャビのキックは惜しくも左に外れて得点ならず。ラヴェッシも挨拶代わりのシュート。さらにブスケツから球を強奪してシュート。いずれも得点はなりません。12分くらいまではバルサのペースでしたが、その後主導権をサンジェルマンに奪われてしまいます。主役はルーカス。彼のスピードは半端じゃありません。技術も十分。ルーカスに右からシュートを打たれますが、バルデスがなんとかキャッチ。19分のルーカスの中央からのシュートはふかして上空通過。
バルサもペドロが左からドリブルで攻撃しますが後一歩で、シュートはサイドネット。24分にはイブラからスルーパスがラヴェッシに出てシュートされますが、アルバがくっついていて右足アウトサイドの弱めのシュートとなりバルデスがはじいてセーヴ。28分にはイブラの浮き球パスをルーカスがヘディング。これはバルデスがスーパープレイで止めました。イブラはオフサイドだったと思いますが、旗は上がらず危ないシーンでした。直後CKからアレックスがヘディング。これもバルデスが止めてくれました。ただしこれもラヴェッシがプレーに関与していて、オフサイドでしょう。前半は0:0で終了。どこかで1点取られてしまうとダメなので、バルサペースとは言えません。
後半5分、ペドロのパスをインターセプトされ、ピッチ中央でパストーレ→イブラ→パストーレのワンツーを決められて、パストーレにドリブルシュートを食って失点。バルサ、ピンチです。11分ビジャのシュートをアレックスがハンドで止めますが、レフェリーはおとがめなし。泣きっ面にハチで、アドリアーノが故障発生。バルトラに交代せざるを得ません。ここでCBを交代とは痛すぎます。同時にセスクを下げてメッシ登場。これでサイドががら空きになって、バルサとしてはやりやすくなりました。
14分ピケ、15分イニエスタと立て続けにシュートを打ちますが得点はならず。しかしついに25分、メッシのパスをビジャがポストとなり粘ってペドロにもどし、ペドロが強烈なシュートをたたき込みました。これで1:1となり、アウェイゴールの関係でバルサ優位となりました。そしてそのまま試合終了。ビジャとペドロが最後に存在感を示した試合でした。やれやれ。
ビッグイヤーはドイツの2チーム(バイエルン、ドルトムント)とスペインの2チーム(マドリー、バルサ)で争われることになりました。
http://www.youtube.com/watch?v=QYgjfBy64Lc
http://www.youtube.com/watch?v=3GvNgYGg0h0
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