2012/2013 リーガエスパニョーラ第11節: ピケ復帰のバルサ マヨルカを鎮圧
チャンピオンズリーグでセルティックに敗戦したバルサ。しかしピケが復帰し、ダニも調子が上がってきたようで、これからが本来のバルサでしょう。まずマヨルカ島に渡って、イベロスター・エスタディオでの試合です。
FW:テージョ・メッシ・ビジャ、MF:セスク・チャビ・ブスケツ、DF:アルバ・マスチェラーノ・ピケ・ダニ、GK:バルデス。右サイドの時のビジャは中央志向で、ダニが右深く上がり、メッシは下がり目。これが2012のバルサ本来のスタイルです。
一方マヨルカはFW:ヘメド・ビクトル、MF:ペレイラ・ピーナ・マルティー・ヌスエ、DF:ビガス・コンセイソン・ジェロメル・チモ、GK:アワット。開始してしばらくは、マヨルカは高いDFラインで押し込んできましたが、それも5分くらいで終了。バルサがつないで押し返し、ビクトルを残して全員守備に追い込んでいきます。
ダニはすっかり復調していて、ガンガン右サイドを上がってきます。9分にはミドルも打ちましたが、GKにはじかれてゴールならず。しかしバルサにカウンターはつきもの。22分にはビクトルのクロスがヘメドの頭に合って、危うくゴールのところをバルデスがきわどくはじいて失点を免れます。
28分セスクが引っかけられてFK。メッシではなくチャビが打って、サイドネットに当てる絶妙のゴール。さらに44分、ゴール前密集の中からメッシがグラウンダーのシュートを放ち、GKの正面に転がったのですが、なんとイレギュラーバウンドしてゴール。これでマヨルカはがっくりです。ひょっとするとメッシが回転をかけてイレギュラーさせていたのかもしれません。
さらに追い打ちをかけて、今日も前半好調なテージョが左から中央に回り込み、豪快なグラウンダーのミドルシュートでゴールを突き刺しました。これで今日は楽勝だと思いましたが、後半思わぬ落とし穴が待っていました。
後半10分、ビクトルが右から進出したところバルサの4人が引きつけられてしまって、中央でペレイラがフリー。ビクトルから絶好のセンタリングが出て楽々とゴール。バルサとしてはDFの大失敗です。さらに12分、ブスケツがエリア内で手のひらに球を当ててしまってPK。ビクトルに決められてしまいました。3:2となり、これでマヨルカは意気上がります。
ティトはここでビジャを下げてサンチェスを投入。そのサンチェスが早速良い仕事をしました。ダニが絶好のパスをサンチェスに出し、サンチェスがまた絶好のポストプレーでメッシにもどし、メッシが豪快なシュートで4点目をゲット。これでメッシはペレが持っていた年間75ゴールの記録を破り、76ゴール目を記録したそうです。
びっくりしたのはバルサにいるはずのフォンタスが、マヨルカの交代選手として登場したことです。私は知らなかったのですが、10月15日付けでマヨルカに移籍していたそうです。DF日照りのさなかの移籍なので驚きましたが、バルサのDFというのは特別な仕事なのだということを痛感させられました。
試合はモントーヤやバルトラまで投入してなんとか終了。イニエスタを休ませることができたのは何よりでした。
http://www.youtube.com/watch?v=wJBZ9LbpABo
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http://www.youtube.com/watch?v=Z2qMjNc78FA
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