2011/2012 リーガ・エスパニョーラ第26節 バルサ レフェリーの怪判定をはねのけ、ヒホンにエレガントな勝利
カンプノウでのスポルティング・ヒホン戦です。メッシがカード累積で出場停止。彼にとってはプロになって初めてのことだそうです。今シーズンはバルサへの判定を厳しくするという裏の合意があることの証拠のひとつでしょう。ブスケツも出場停止。アビダルはケガ。サンチェスは体調不良。
ということで、FW:クエンカ・セスク・メッシ、中盤:イニエスタ・チャビ、底:ケイタ、DF:アドリアーノ・マスチェラーノ・ピケ・ダニ、GK:バルデス。ヒホンはクエバスの1トップ、2列目:アヨセ・カセス・カストロ・メンディ、ボランチ:オルフィラ、DF:カネージョ・ガルベス・ボティーア・スアレス、GK:ファン=パブロ。ヒホンはなんと言っても快速で頭髪を編んでチョンマゲに束ねているメンディが目立ちます。
ヒホンは下位に低迷するチームらしく、下がってガッチリ守備で引き分け狙いの作戦です。9分にはペドロがきれいに先制ゴールと思ったのですが、戻りオフサイドをとられてゴールならず。14分にはアドリアーノがドリブルでこじ開けてシュートしますがはずれ。なにしろボーリングのピンみたいに人が立っているので、ケイタやペドロがシュートしますが、人に当たってゴールならず。これは厳しいなと思っていたところ、左からアドリアーノがケイタを壁に使ってワンツーで侵入。中央のイニエスタにパス。これが足下に近すぎますがイニエスタがうまく当ててゴール。やっと1点とりました。
後半開始早々とんでもないことがおこります。クエバスの突入をピケが阻止したところで、なぜかレッドカード。ピケ退場です。下の動画をみてもわかるように、普通はファウルにすらとらないし、今日のレフェリーは相当激しく突き飛ばしたり押したりしてもファウルをとっていなかったので不可解な判定です。だいたいクエバスがピケをつかんでいて、ピケは振り払おうとしているだけに見えます。あり得ないレッドカードでバルサ10人になりました。それにしても今シーズンの判定は異常です。
http://www.youtube.com/watch?v=Exxc8Gq2_Vk
http://www.youtube.com/watch?v=yL3rLhdNFzU
ヒホンは一気にカルメロとバラルを投入し、攻撃的な作戦に切り替えました。これが功を奏し、メンディが右からGK正面にパスを出しますが、バラルが快足でその前を通過するようにシュート。同点ゴールを決められました。
バルサもペドロ→テージョ、セスク→サンチェスの交代で勝ちにいきます。24分ヒホン、エリア内で手でボールを掻き出しでもノーファウル。なんですかこれは。しかし34分にマスチェーラーノ→サンチェス→ケイタとゴール前までパスがつながり、ケイタが巧妙なシュートをバルサ側から見て右から左足で決めてゴール。実に軽いタッチのエレガントなシュートでした。
そして43分にはイニエスタがDFをひきつけ、ポンとゴール前のチャビに浮かせてパス。これをGKが出てくるタイミングに合わせて、チャビがループシュートでゴール。これもケイタのシュートと同様バルサらしい得点でした。
勝ちましたが、実に後味の悪いゲームでした。しかもサンチェスが肉離れで離脱・・・orz。
http://www.youtube.com/watch?v=xIC4GQFD7zc
http://www.youtube.com/watch?v=IgAfSInUsK0
http://www.youtube.com/watch?v=4tdOlXt9c3E
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